- 電験合格の合格には何時間の勉強が必要なんだろう・・・
- 電験合格に向けたスケジュールの組み方がわからない・・・
- 合格体験記を見て、モチベーションを上げたい!!
合格率が10%を下回る電験三種合格のために必要なことは、時間と労力を長期間捧げる覚悟です。
私は2012年から電験三種の資格取得に挑戦し、2017年と2018年の2年で電験三種を取得することができました。勉強時間やかかる労力のイメージができていなかった2012年〜2016年は挫折の繰り返しでした。
この記事では私が電験三種に費やした422時間の勉強時間どのような勉強をしたかを紹介します。
この記事を読むメリットは以下の2点です。
- 合格者の体験談から自分の勉強時間や勉強法、スケジュールをイメージできるようになる。
- 合格者の体験談を見てモチベーションを上げることができる。
自分自身、電験の勉強中に何度も体験談を見て励まされました!
現在勉強中の方のモチベーション向上になればと思っています!
目次
総勉強時間422時間、2年で電験三種を取得!
大まかな勉強法ですが、下記の通りです。
- 10月〜翌年6月くらいまでは参考書を中心とした学習
- 7月以降は過去問を中心とした学習
また、2年かかったと書いていますが、2017年に法規科目合格、残りの科目を2018年に合格し、資格取得に至りました。
以下で総勉強時間422時間の各科目と年度に関する勉強時間の内訳をまとめています。
総勉強時間の内訳を科目別で紹介!
資格取得に要した時間を科目別で表にまとめました。
理論 | 電力 | 機械 | 法規 | 合格科目 | |
2017年度 | 82時間 | 45時間 | 30時間 | 法規のみ合格! | |
2018年度 | 89時間 | 67時間 | 109時間 | 理論・電力・機械合格! | |
合計時間 | 171時間 | 67時間 | 154時間 | 30時間 |
理論・機械については難易度も高いので、学習のウェイトをかなり重めに置きました。
ちなみに法規は極端に短いですが、それについては個別の学習方法の中で説明したいと思います。
なお、参考までに私のスペックですが、地方国立大学の電気電子工学科卒業(最終学歴は大学院修了です)で、2012年に新卒として重工業メーカに入社後、現在まで電気系の仕事(設計業務)に従事してきました。
科目ごとの勉強法を紹介!
ここでは、科目ごとの勉強法について実体験を交えて紹介します。
理論は参考書をしっかり勉強した上で過去問を解く!
使用した参考書とその勉強時間については下表のようになっております。
使用した参考書・過去問題集 | 勉強時間 |
これだけ理論 | 86時間 |
電験三種過去問マスタ理論の15年間 | 85時間 |
理論科目は他の科目にもつながる大切な科目ですので、しっかりと参考書を使って学習しました。
流れとしては、「これだけ理論」は全体1周、その後演習問題を2周、過去問は3周こなしました。
また、「これだけ理論」と並行して、youtubeでも電験三種の各科目について細かく解説してくださっている下記のチャンネルがありましたのでそれも通勤時間中に試聴しておりました。
【電験合格】はほんとにおすすめなので、ぜひ皆さんも見てみてください!
電力は参考書は不要!YouTube+過去問でOK!
使用した参考書とその勉強時間については下表のようになっております。
使用した参考書・過去問題集 | 勉強時間 |
これだけ電力 | 4時間 |
電験三種過去問マスタ電力の15年間 | 63時間 |
電力に関してはほとんど参考書(これだけ電力)は使わずに、ほとんどYouTubeで基礎的な学習をしました。
これだけ電力は買わなかったらよかったと思うほど、YouTubeの学習が効率いいので、YouTube→過去問の流れで勉強すれば合格できます。
機械は参考書の深追いはせずに、過去問を多くこなす!
使用した参考書とその勉強時間については下表のようになっております。
使用した参考書・過去問題集 | 勉強時間 |
これだけ機械 | 41時間 |
電験三種過去問マスタ機械の15年間 | 113時間 |
機械は範囲がとてつもなく広いのが特徴なため、理論同様に参考書は念入りに学習しました。
ただし理論のように何周も参考書をこなすという勉強法ではなく、1周だけ参考書をこなして、その後はとにかく過去問を解き進めました。
(過去問を解き進めていく上で壁にぶつかってどうしても進めない場合には参考書で学び直すことがおすすめです)
参考書をじっくり勉強しても後半に差し掛かった時には前半部分を忘れかかっているので、過去問メインでガンガン問題になれて行きましょう。
機械は難しいから合格率が低いのではなく、範囲が広すぎるので合格率が低いんです。
法規科目は過去問のみ!
使用した参考書・過去問題集 | 勉強時間 |
電験三種過去問題集 | 30時間 |
使用したのは4科目10年分の問題が掲載されている過去問題集です。(ただし、おすすめの参考書は15年分が収録されている過去問で良いと思います)
私は普段から電気系の仕事をしているので、“電気設備の技術基準の解釈“や“内線規程“等の図書に触れていますので、法規に関してはそこまで勉強しなくても合格することができました。
勉強のモチベーション維持3選を紹介!!
電験三種の資格取得で大切なことは「勉強に対するモチベーションを維持し続けること」です。
私自身、2012年から2018年まで毎年受験申し込みをしながら、全く勉強しない状態で試験に臨んだり、面倒になって試験に行かなかったり、いまいちモチベーションが上がりませんでした。
そんな私がモチベーションを維持した方法を以下3つ紹介します。
資格を取った後のことをイメージした
資格を取ったら自分にどのような可能性が広がるかをイメージしました。私の場合は「何歳になっても使える資格が欲しい」だったり、「転職に有利になるかも!?」等をイメージしていました。
先ほども言いましたが、転職での受けはいいですよ!
科目合格のチャンスを無駄にしたくないと思った
2017年の法規科目合格により、「このチャンスを絶対に無駄にしたくない!」と強く思いました。
同時期に合格を目指す仲間の存在
2017年に理論科目合格した後輩が同じ職場にいました。
この後輩と日々電験の勉強に関する話をしたり、休憩時間に勉強する姿を見て、モチベーションの維持につなげました。
最後に 電験三種は根気強く勉強すればかならず結果が出る資格です!
電験三種は合格率が10%を切っている難関資格です。
資格取得のためには様々な時間を削りそれを勉強時間に当てなければいけません。
・せっかくのお休みが
・家族との時間が
・お酒飲みたいなぁ
これら全てを資格取得のための勉強時間にあてると思ってください。
でも勉強し、電験三種を取得すれば可能性が広がることは間違いありません。また勉強=努力したという事実は、いつまで経っても消えることがありません。
長い道のりですが、諦めずに頑張っていきましょう!
おまけ 電験三種取得を目座すようになった経緯
私がそもそも電験三種の資格取得を目指した経緯ですが、主に下記の理由になります
- 資格取得によって自分の可能性が広がる気がした。
- 部下ができた時に資格を持ってないのに部下に対して「資格を取りなさい!」と言うような上司にだけはなりたくなかった。
- 2017年度に法規科目に科目合格し、モチベーションが向上した。
実際、電験三種を取得したことで転職の受けはかなり良かったです!