はじめまして、じゃがー(@jjjgarblog)といいます!
このページではさまざまな方法を使って、電験三種の試験に合格する方法を解説します。
- 電験三種にこれから挑戦したいけど、どうやって勉強していけばいいんだろう・・・
- 文系出身でも電験三種は合格できるの?
- 電験三種に試験合格する方法をおしえて!!!
電験三種の合格には、1000時間の勉強時間が必要と言われています。
私は2017年と2018年の2ヵ年で電験三種に独学で合格しました。
合格までににかかった勉強時間は約420時間です。
- 電験三種合格のための勉強法
- 長期にわたる勉強期間のモチベーション維持方法
- 電験三種の勉強時間を確保する方法
この記事を読んで、ご自身にあった勉強法が継続できれば、電験三種はどんな人でも合格を狙えます。
2012年から電験三種に挑戦し、さまざまな勉強法を実践してきました。
色々なことを試してきた私の結論をまとめています。
目次
電験三種は独学で合格可能な資格
勉強する方法は大きく分けて独学と通信講座がありますが、これから電験三種に挑戦する方は独学での勉強がおすすめです。
なぜなら、最初から通信講座を受講してもやる気がなければすぐに挫折してしまうからです。
まずは独学から始めて、自分の実力把握や電験三種の難易度をチェックしていきましょう。
電験三種を独学で勉強する際のメリット・デメリットを紹介
電験三種を独学で勉強する場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
なお、一応デメリットも上げていますが、独学においてデメリットはないと考えています。(理由は後述)
- 必要なコストは参考書代と問題集代のみ
- 外部とのやりとりがないため自分のペースで勉強できる
- 参考書や問題集は自分にあったものを選んで勉強することができる
- 勉強のモチベーション管理が難しい
- スケジュールの設定は自分で行う必要がある
- 相談や質問をする相手がいない
具体的には以下で解説していきます。
メリット1:必要なコストは参考書代と問題集代のみ
電験三種を勉強する際にかかるコストについて、独学と通信講座で比較すると以下のようになります。
- テキスト代・・・15,000円
- 問題集代・・・・12,000円
- 合計・・・・・・27,000円
通信講座受講費・・・280,000円
上記費用の算出は以下を参考にしています。
- テキストは【これだけシリーズ】
- 問題集は【15年分の科目別過去問】
- 通信講座受講費は【TAC/4科目完全合格本科生】
あくまで一例ですが、比較のとおり独学は通信講座と比べてかなり低コストで勉強ができます。
メリット2:外部とのやりとりがないため自分のペースで勉強できる
独学では自分で勉強スケジュールが決められます。
つまり1年〜3年で全科目合格できるよう、自身にあった勉強スケジュールを組むことができるということです。
メリット3:参考書や問題集は自分にあったものを選んで勉強することができる
電験三種には多くの参考書と問題集がありますので、自分にあった参考書や問題集を選ぶことができます。
ちなみに参考書を買う場合は、できるだけ簡単なものを選びましょう。
当ブログでは初級者〜中級者向けの参考書をおすすめしています。
中級者〜上級者向けの参考書では、知識がつくまでに時間がかかったり、内容が難しすぎて挫折してしまったりします。
デメリット1:勉強のモチベーション管理が難しい
勉強のモチベーション管理がむずかしいのは、独学も通信講座も同じです。
いくら周りに勉強している人や、勉強をサポートしてくれる先生がいても、勉強のやる気を出すのは自分自身です。
モチベーション管理は受験生全員の課題になるため、独学におけるデメリットにはなりません。
デメリット2:スケジュールの設定は自分で行う必要がある
独学は通信講座のように1年間の勉強カリキュラムが無いため、自分でスケジュールを設定する必要があります。
逆に考えると、設定されていないから自分で自由に勉強することができると言えます。
メリットでも書きましたが、独学は自分のペースで勉強できます。
デメリット3:相談や質問をする相手がいない
通信講座受講生は相談や質問があったとき、講師に連絡すれば解決できます。
独学受験生はSNSやオンラインサロンで相談や質問することができます。
オンラインサロンはコミュニティみたいなイメージでOKです。
おすすめは後述します。
電験三種の独学合格に向けた目標設定と事前準備、勉強手順を紹介!【具体的なスケジュールはたてる必要なし】
合格のためにスケジュールはたてる必要ありません。
なぜなら、スケジュール通りに理解が進まなかった時に「やっぱり自分には無理だったんだ」と、挫折してしまうからです。
したがって具体的なスケジュールをあえて立てないことで挫折を減らすために、当ブログでは以下の目標設定と事前準備、勉強手順をおすすめします。
2012年から電験三種の取得に向けてチャレンジしてきた私が最終的にたどり着いた答えとも言える勉強手順です!
【目標設定】何年かけて電験三種に合格するかを決める
当ブロげでは電験三種の勉強スケジュールは立てる必要がないと言いましたが、目標だけは立てておきます。
おすすめの目標は2年で全科目に合格するです。
1年で一発合格を意気込む人もまずは肩の力を抜いて、2年計画としておきましょう。
2年計画で勉強を始め、1年での全科目合格が可能そうであれば、途中で目標をきりかえましょう。
目標設定ができれば、つぎの事前準備にすすんでききます。
事前準備は2ステップ
まずは事前準備として以下2ステップを踏んでください。
まずは1日のうち何時間勉強にあてられるかを把握します。
例えばSTEP 1で4時間の勉強時間が確認できたとしても、はじめからその時間全てを勉強時間にあてることはしません。
段階的に時間を増やしていき、最終的に 1日4時間の勉強が行えるようにしていきます。
事前準備の注意点
- 勉強時間は勉強当初は10分でもいいので、自分が継続できそうな時間から始める。
→最初から長い勉強時間にしても続かないので、続けられる時間で勉強していきましょう。
- 継続が難しいような勉強時間を日々の勉強時間に設定してしまう。
→無理してでも時間を確保して勉強するのは、試験が近づいたタイミングのみにしましょう。
勉強手順は3ステップ!
基本的な考え方は以下の3ステップです。
事前準備のSTEP2で設定した時間を毎日最低限こなしながら、勉強を始めていきます。
理論は電験三種の土台となる科目なので全科目中1番最初に勉強しましょう。
過去問に移った時点で次の科目の勉強を開始しましょう。
参考書の勉強完了めやすは以下の通りです。
- 理論・・・演習問題の正解率が6割程度
- その他・・参考書をひととおり読み終わったら
あと少しで参考書の勉強が終わる場合をのぞき、試験2ヶ月前からは過去問に取り組める科目だけの勉強に絞りましょう。
勉強手順の注意点
- まずは数学・理論など他の科目の基礎となる科目から勉強を進めていきましょう。
→理論が終わった後は特に何でもいいと思っています。自身の気に入った科目や取れそうだと思った科目の勉強を始めましょう。
- 参考書は決してやり込まないでください。
→参考書が完璧にできたからといって試験問題が解けるとは限りません。
電験三種の独学勉強法を科目別に解説
ここからは電験三種の各科目をどのように勉強していくか、具体的に解説していきます。
それぞれを具体的に説明する前に概要をまとめて紹介します。
理系出身の方や数学が得意な文系出身の方については、数学勉強は不要です。
数学の実力がわからない方は、まず理論の勉強を始めてみましょう。
理論の勉強で数学に不安を感じた場合には数学を勉強しましょう!
科目 | 数学 | 理論 | 電力 | 機械 | 法規 |
参考書 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
Youtube学習 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
過去問 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
電験三種4科目のすべてにおいて重要なのは過去問です。
どの科目でも、過去問を解けば解くほど合格に近づくことは間違いありません。
各科目のおすすめ参考書や過去問、その他のおすすめ学習法は後述します。
また、私が420時間で電験三種に合格した勉強法は以下の記事でまとめています。
電験三種初心者は数学がおすすめ。初学者におすすめのテキストも紹介。
数学が不安な人は、まず数学から勉強しましょう。
理解度の有無に関わらず、ひととおり勉強をしたら理論科目の勉強を始めましょう。
なぜ数学の次に勉強するのが理論かというと、理論はほとんどが計算問題で数学の知識を多く必要とするからです。
なので数学の次は理論を勉強し、効率よく数学の知識を定着させましょう。
理論の勉強で数学のわからないところが出たら、そのつど数学の参考書にもどっていけばOK!
理論の勉強法:理論は参考書も過去問もしっかり勉強しよう!
理論は全科目の基礎となる科目と言われています。
なので、全科目のうち1番はじめに勉強することがおすすめです。
以下をめやすに勉強していきましょう
- 参考書は3周以上こなす
- Youtubeでも勉強していくと勉強内容のイメージがしやすい
- 参考書1周目では、計算問題等は実施しない
- 参考書2周目以降からは演習問題に取り組み、正答率6割程度になるまで繰り返し参考書を周回する
- 演習問題正答率が6割に達してから過去問を解き進める
- 過去問は10年分以上が収録されているもの選びそれぞれ3回以上解く
理論の勉強法については、以下の記事も参考にしてください。
電力の勉強法:参考書はそこそこでOK、なるべく早く過去問へ
電力は電験三種の中でもっとも難易度の低い科目と言われています。
まずYoutubeで全体を勉強してしまい、過去問へ移りましょう。
過去問を解き進めて分からない部分が出たら、参考書やYoutubeで復習しましょう。
私は電力の勉強で参考書をほとんど開きませんでした。
Youtubeでほとんどの基礎知識は理解できると言えます。
以下をめやすに勉強していきましょう
- 参考書で勉強する場合は、全体把握するぐらいでOK
- Youtubeで全体のイメージと内容理解を
- 過去問を積極的に解き進めよう!
なお、Youtubeを使った勉強法は以下の記事でまとめていいますので、参考にしてみてください。
機械の勉強法:機械は範囲が広いので効率の良い勉強法を
機械は出題範囲が広く、難易度がもっとも高い科目と言われています。
範囲が広い分参考書も分厚いので、勉強にはコツが必要です。
以下をめやすに勉強していきましょう
- 参考書は1周だけこなす
- 参考書の内容を頭に入れるために、ただ読むだけでなくノートにまとめていく
- イメージを深めるためにYoutubeは必須
- 過去問は10年分以上が収録されているものを選び、同分野を繰り返し解くことで理解を深める
機械の具体的な勉強法については、以下の記事も参考にしてください。
法規の勉強法:法規はスキマ時間を有効活用することがコツ
法規はほとんどが文章問題で構成されている科目です。
暗記が多いので、わずかなスキマ時間でも有効活用して勉強していきましょう。
以下をめやすに勉強していきましょう
- 通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を利用して参考書をすすめる
- 参考書だけで理解できないところはYoutubeでイメージを深める
- 計算問題は種類が多くないため、確実に解けるようにしておく。
電験三種の独学でやってはいけないこと(通信講座でも同じことが言えます)
一つ前のところで電験三種の科目別勉強法について紹介しましたが、絶対にやってはいけない勉強法があります。
以下2点は絶対にしてはいけない勉強法です。
- 公式の丸暗記
- 過去問の丸暗記
以下でそれぞれ説明していきます。
×公式の丸暗記→導出過程や意味もセットで理解しましょう
公式は暗記するものですが、公式単体で暗記するのは避けましょう。
公式の導出過程や意味がわかっていれば試験中に公式をど忘れしてもその場で導き出すことができます。
オームの法則:V=IRの例
V=IRはそういうもんなんだ!と暗記する
- 電圧が一定と考えて(コンセントを想像)
- 抵抗が大きくなればなるほど(道が細ければ細いほど)
- 電流は流れにくい(通りづらい)
- みないな感じで公式の意味を理解
×過去問の丸暗記→解答の過程を理解しましょう
電験三種では過去に出題された問題を繰り返し出すことはありません。
過去問を繰り返し解いていくと、どうしても暗記してしまいますが、必ず過程を理解しましょう。
過去問解答の例
問題を見た瞬間答えを思い出して、解答する。(計算過程を飛ばす)
- 問題を見て、答えが頭に浮かぶ
- 解答の過程も頭に浮かぶ
- 計算過程も丁寧に記述しながら解く
- (できれば)自分なりに考えた解法も試しながら解く
独学の勉強に役立つWebツールを紹介!
2022年現在、インターネット上にはさまざまな情報がでまわっています。
その中でも独学での勉強に必ず役立つWebツールを3つ紹介します。
- Youtubeで勉強したい人へ→【電験合格】をみるべし
- モチベーション維持や受験生同士の交流がしたい人へ→【みんなの電気塾】に入るべし
- 過去問の解説を見たい人へ→【電験王】をみるべし
それぞれ詳しく解説していきます。
電験三種合格に役立つYoutubeチャンネル【電験合格】
電験三種を独学で勉強する時は、参考書や問題集で勉強を進めるのですが王道です。
しかし、内容が難しかったりイメージができなかったりすることが多々あります。
それらを解決してくれるのが【電験合格】です。
電験合格を利用した勉強方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
電気系資格に特化したオンラインサロン【みんなの電気塾】
独学での勉強は孤独との戦いでもあります。
周りに相談する人や、勉強する人がいないために挫折してしまうこともあります。
それらを解決してくれるのが【みんなの電気塾】です!
みんなの電気塾は電気の資格情報サイトなのですが、こちらのサイト運営者は無料のオンラインサロンも運営されています。
オンラインサロンには電験や電気工事士を目指す人やサポーター(資格ホルダー)が多数在籍されています。
日々の勉強宣言や勉強報告をしたり、毎日2問ずつ出題される過去問の解答を投稿しあったりと毎日活発にやりとりされています。
過去問を解説しているWebサイト【電験王】
過去問題集の解答がわかりづらかったり、詳しい解説が知りたい場合には【電験王】がおすすめです。
電験王の運営者は通信講座で有名なTACの講師も務めていたり自ら本も出版されていたりと信頼性はバッチリです。
自分も電験三種受験時には何度もお世話になりました。
電験三種、独学Q&A
ここでは私が電験三種を取得する前に思っていた悩みや取得した後に考えた内容をQ&A形式で回答していきます。
電験三種に独学で合格できないと思ったら、通信講座を受講するのもあり
ここまで読んで、電験三種の独学合格に全く自信が持てない方やとにかく1年で合格したいという方には、通信講座という選択肢もあります。
電験三種を通信講座で勉強する場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
- 決められたカリキュラムをこなしていくため、勉強方針に迷うことがない
- 勉強内容は通信講座メーカによって厳選されているため、参考書が薄い
- わからない問題があったときに質問できたり、添削課題で客観的に苦手分野を把握できる
- 受講費用が高い
- 1年間で4科目取得するため、スケジュールは過密
- 勉強スケジュールやモチベーションの管理は自身で行う必要がある
具体的には以下で解説していきます。
メリット1:決められたカリキュラムをこなしていくため、勉強方針に迷うことがない
通信講座メーカによっては教育カリキュラムが定められているため、受講者はそのカリキュラムにそって勉強を進めていけばいい、ということになります。
当ブログの独学勉強法ではそもそもスケジュールを立てない勉強法をおすすめしているため、スケジュール通りに勉強したい人にとっては通信講座はおすすめの勉強法になります。
メリット2:勉強内容は通信講座メーカによって厳選されているため、参考書が薄い
いくつかの通信講座メーカを除いてほとんどのメーカでは独自の教材を扱っています。
独自教材はメーカによって厳選されていることが多く、参考書が薄いです。
1年で効率良く学習できるような工夫がされていると言えます。
メリット3:わからない問題があったときに質問できたり、添削課題で客観的に苦手分野を把握できる
通信講座では電話やメール、手紙を使って講師への質問ができます。
独学でもネットを駆使すれば不明点を解消することはできますが、相手がわからないネットよりも通信講座メーカに在籍している講師の方が信頼できるのは間違いありません。
また、通信講座によっては添削課題も複数回受けられ、この添削課題では客観的に見た自身の苦手分野を指摘してもらえます。
デメリット1:受講費用が高い
独学のメリットでも記載していますが、改めて以下の比較を見てみましょう。
- テキスト代・・・15,000円
- 問題集代・・・・12,000円
- 合計・・・・・・27,000円
通信講座受講費・・・280,000円
上記費用の算出は以下を参考にしています。
- テキストは【これだけシリーズ】
- 問題集は【15年分の科目別過去問】
- 通信講座受講日は【TAC/4科目完全合格本科生】
やはり独学と比べてしまうと10倍ほどコストに差が出てきます。
10万円以下で受けられる通信講座もありますが、独学よりは高くなります。
当然ですが、合格の保証もありません・・・
デメリット2:1年間で4科目に合格するスケジュールとなっており、日々の勉強時間は多め
独学では極端に言えば3年以内に4科目に合格すればいいのですが、通信講座のカリキュラムでは基本的に1年以内の合格を目指すものとなっています。
一般的な勉強時間の1000時間に値する勉強量を1年でこなさなければなりません。
よって、日々の勉強時間は多くなります。
デメリット3:勉強スケジュールやモチベーションの管理は自身で行う必要がある
スケジュールが設定されているのが通信講座のメリットと言いましたが、スケジュールの管理は自身でする必要があります。
モチベーションも自分で維持し続けなければいけません。
やることは決まってるけど、スケジュールやモチベーションを維持するのはあくまで自分自身ってことですね…
電験三種、通信講座Q&A
ここでは私が電験三種を取得する前に思っていた悩みや取得した後に考えた内容をQ&A形式で回答していきます。
電験三種合格にはモチベーションの維持が1番大切です
独学と通信講座どちらにも共通して言えますが、結局はどんなに良い環境やテキストとめぐりあえても、継続して勉強できなければ意味がありません。
継続するにはモチベーションの維持が大切です。
長期間の勉強を必要とする電験三種に合格するためには、モチベーションの維持が1番大切です。
モチベーションが下がると挫折につながるので、モチベーション維持は最重点課題ですね。
電験三種のモチベーションが下がる原因7つとその対策を紹介
ここからはモチベーションが下がる原因とその対策を紹介していきます。
以下の内容は過去挫折を繰り返し経験した私の実体験にもとづきます。
- 取得する目的が明確になっていない
- 勉強当初に立てた目標が高すぎて、自分自身についていけなくなる
- プライベートや仕事が忙しく、勉強時間が確保できない
- 参考書が難しくて勉強が進まない
- 勉強仲間がいないためモチベーションが続かない
- 合格するイメージができない
- 勉強が面白くない
- 資格を取得した後、自分の状況がどう変化するかを考えてみる
- 日々の勉強時間は、無理なく継続できるような時間から始める
- 朝活や隙間時間を取り入れてみる
- かんたん・難易度が低い、と言われている参考書を選ぶ
- SNSやオンラインサロンで受験生同士の交流をはかる
- 合格体験記などでイメージをつける
- 参考書だけでなく、Youtube等動画での勉強を取り入れる
以下で具体的に説明していきます。
取得する目的が明確になっていない
- 実務では使わないけど、電気関係の仕事をしているから…
- 会社や学校で受けろと言われているから…
- 持っていれば就職や転職で有利になると聞いたから…
言われたから、聞いたから、という目的の立て方ではすぐにモチベーションが下がり、挫折してしまいます。
対策方法
取得する目的を自分ごと化しましょう!
電験三種に合格した後自分の可能性がどう広がるかを考え、それ自身を目的にしましょう。
私は転職を決意したときに、電験三種を取得していれば現在と違う職種でも働けると思い、それを目的にしました。
家族との時間をもっと取りたいからビルメンになりたい!だから電験三種を取るんだ!!(ビルメンにはまだなってない)
勉強当初に立てた目標が高すぎて、自分自身についていけなくなる
- 電験三種に一発で合格するぞ!
- 朝は2時間、通勤時間で1時間、休み時間に30分、帰ってから1時間30分 毎日たくさん勉強しよう!!
- 休日は思い切って10時間勉強しちゃおう!!!
モチベーションが上がっている時に立てた目標は、長期間続かないです。
まずは一日1時間から勉強を始めて慣れていきましょう!
理解が進むと勉強が楽しくなり、勝手に勉強時間が伸びたり長期間の勉強が苦じゃなくなったりしますよ!
プライベートや仕事で忙しい日々が続き、勉強時間が確保できない
- 残業続きで家に帰るとヘトヘト…
- 今月はプライベートの予定が多いなあ…
- 出張多くて勉強時間が全然取れないよ…
「忙しい」という言葉は資格取得における大敵です。
対策方法
隙間時間を活用して、勉強しない日を極力無くしましょう。
「忙しい」の中身をもう一度見直してみて、削れるものがないか考えてみることも大切
2018年に電験三種に合格した私も1月〜5月くらいまでは勉強をサボってましたが、わずかな時間だけでもYoutube等で毎日電験三種に触れていました。
参考書・問題集が難しすぎて勉強が進まない
- 参考書の内容がむずかしすぎてなかなかページが進まない…
- 公式の導出方法が理解できない…
- 全てが暗号のように見えて眠くなる…
間違った参考書選びをしてしまうと、いつまでたっても理解が進まず、モチベーションが下がってしまいます。
対策方法
参考書はかんたんと言われているものから選びましょう。
将来的に電験二種を受けるために難しい参考書を買う人もいますが、1冊目はかんたんなものがおすすめです。
私が使っていたテキストは「かんたん」という理由でこれだけシリーズにしました。結果、これだけシリーズだけで合格できています。
電気書院発行の参考書「これだけ理論・これだけ機械など」を総称した呼び方です。
おすすめの参考書が知りたい方はこちらから→おすすめ参考書へジャンプする
勉強仲間がいないためモチベーションが続かない
- 勉強の苦労を共有する仲間がいない…
- 困った時に質問できる人がいれば…
- 頑張っている人から刺激を受けたい!
一緒に挑戦する仲間の存在は大きいですし、何かあった時に相談できたり質問できたりする人がいると心強いですよね。
対策方法
SNSで仲間を見つけましょう
オンラインサロンに入会して仲間や質問できる環境をつくりましょう
自分も後輩と一緒に勉強しました。
「絶対2人で合格しよう!」という合言葉が、モチベーションの維持につながりました。
合格するイメージができない
- 合格率がすごく低い、自分もそこに入れるのだろうか…
- こんな難しい問題、本当に試験で解けるのかな…
- 電気は分野外でよくわからないんだけど、合格できるんだろうか…
全くイメージができないと、不安やマイナスな思考が増え、やる気が出なくなってきます。
対策方法
定期的に電験合格者の合格体験記を見て、自身のイメージにつなげましょう。
合格体験記は見るだけでモチベーションの維持にもつながります!
私も勉強当初は特に合格のイメージができなかったので、合格体験記をよく見に行っていました!
私が420時間で電験三種に合格した時の体験記は以下を参照ください。
勉強が面白くない
- 電気は見えないからイメージできない…
- 参考書を読むのに飽きてきた…
- 演習問題もチンプンカンプン
問題がある程度解けるようになるまでは、楽しく勉強ができません。
対策方法
勉強方法を変えましょう!
イメージをつかんで素早く理解するためにも、Youtube等動画での勉強がおすすめです。
勉強したての頃は参考書を読むだけだし、内容もよくわからなくて本当につまらなかった。でも、内容がわかってきて過去問をバリバリやってる時はすごく楽しかった!
YouTubeを利用した勉強方法については以下も参考にしてみてください。
忙しい人が電験三種合格するためには、朝活とすきま時間の有効活用が必須
仕事や学校が忙しかったりして電験三種取得のための時間が取れない人が電験三種に合格するためには、以下が絶対に必要です。
- 朝活をして勉強
- すきま時間を有効活用して勉強
私が電験三種に合格した2018年の平日1日の流れは上の画像の通りです。
休日は妻との時間を大切にしていたので妻が起きるまでの2時間と妻が寝てからの3時間程度が自分の勉強時間でした。
朝活をして勉強する
忙しい人が効率よく勉強するには仕事終わりや学校終わりの夜ではなく、朝です。
理由は以下の通りです。
- 頭が整理されているので、勉強に集中できる
- 脳は寝ている時に前日の情報を整理してくれています。
なので、朝イチは勉強に集中できます。 - 朝が1番元気
- 仕事や学校が終わった後はヘトヘトです。
目覚めた直後の朝は1番元気がある時です。 - 誰からも連絡が来ない
- 夕方や夜は仕事や誘いの連絡、友人からのLINEなどあり勉強に集中できません。
誰も起きていない朝の時間は静かで集中する作業にぴったりです。
慣れるまでは朝起きるのがつらかったですが、慣れてしまえば本当にメリットしかないのでおすすめです。
すきま時間に勉強する
すきま時間も全て使いましょう。
コツは1分でもいいからすきま時間と見なし勉強することです。
私は以下のようなすきま時間を利用して勉強していました。
- 電車の中、電車のホーム
- 会社の昼休み
- 徒歩で歩いている時の信号待ち時間
(公式をまとめたノートをみていました。結構恥ずかしかった。)
電験三種受験で使うアイテムのおすすめを紹介
ここからは電験三種受験に使用するアイテムのおすすめを紹介していきます。
参考書
参考書でおすすめなのはこれだけシリーズとみんほしシリーズです!
TAC出版発行の参考書「みんなが欲しかった電験三種理論の教科書&問題集など」を総称した呼び方です。
どちらのシリーズも「初級者向け・かんたん」といった声がよく出ている参考書です。
TAC出版のみんほしシリーズは初版が2018年3月と電験三種の参考書の中では若い部類ですが、すでに絶大な人気となっている参考書です。
数学から勉強し直す方や文系の方は【みんなが欲しかった電験三種 初めの一歩】をおすすめします。
自分は「これだけシリーズ」愛用者でしたが、受験時期が後2年遅かったらみんほしシリーズに手を出していたかもしれません。
過去問題集
過去問題集は科目ごとで分冊されているものと、4科目すべてを1冊にまとめたものの2種類があります。
当ブログでおすすめの過去問題集は15年分の過去問が科目ごとに発行されている以下の過去問題集です。
多くの過去問が収録されているだけでなく、単元ごと(静電気、電磁気等)で問題がまとまっています。
単元を集中的に解くことで理解を深めることができたり、苦手な単元を何度も繰り返し解いて克服する、という使い方ができます。
- 単元ごとに問題がまとまっているため、インプット・アウトプットの効率が高い。
- 分冊になっているので科目合格を狙う場合や残り1科目だけの場合との相性がいい。
(最新年度のものを所持できる)
- 分冊になっているため、費用がかさむ。
- 問題が年度ごとにまとまっていないため、年度単位で過去問を解けない
上記をみて、1冊にまとまったものを試したいと思った方は以下がおすすめです。
以下の過去問は、科目別(理論過去10年分→電力過去10年分等)に問題がまとめられています。また、分冊機能があるため、科目ごとに切り離すことが可能です。
- 4冊を全て買うより安価
- 年度ごとに過去問がまとめられているため、時間を測って過去問を解く練習ができる。
- 単元ごとに問題がまとまっていないため、苦手な単元の学習には不向き
電卓
電卓は以下のもので十分です。
比較的安価で、電験三種での計算に必要な機能は全てそろっています。
もちろん、試験でも持ち込み可能な仕様です。
電験三種受験にはタブレットがあるとすごく便利
電験三種の勉強に必須ではありませんが、タブレットがあると勉強の効率が上がります。
- タブレットで電験の解説Youtubeを視聴しつつ、ノートをとる
- 電子書籍版の参考書をタブレットで読む
- タブレットで参考者や動画をみつつ、ノートもタブレットでとる
なお、当ブログで紹介するタブレットは以下の二種類です。
それぞれをおすすめする理由は以下の通りです。
動画やKindle等の電子書籍、ノートとして利用したい場合はipadを使うのがおすすめ
当ブログで一番のおすすめはipadです。(おすすめの商品としてはipad air 第4世代ですが説明の中ではipadと記載します)
上の比較表をみてもらうと分かる通りipadを使えばYoutubeをはじめとする動画が閲覧できたり、ノート・参考書として利用したりできます。
ipadを利用した電験三種の勉強方法は以下の記事で紹介しています。
動画視聴やKindleだけで利用したい場合はFire HD 10を使うのがおすすめ
Fire HD 10のおすすめなところはなんと言っても価格です。
(セールで10,000円を下回ることもあります)
動画やWebブラウジング、Kindleの利用に関してはipadと同様問題なく行えます。
ノートは紙のものを使いたい人にとってはとても相性の良い製品です。
一方ノートのアプリで勉強に使えるものはなかったり、ペンでの入力も若干遅延が発生するため、ノートとしての利用はipadと比べると良くないです。
タブレットの導入を検討する際には、勉強以外での実用性も考慮しましょう
電験三種に焦点を当てた説明をipadとFire HD 10でしましたが、導入する際には勉強以外でのどのように使えるかも検討しましょう。
自分はタブレットを2つ購入しており、いずれもipad(今回紹介しているものとは別シリーズ)です。
プライベートだけでなく、仕事でもガンガン使っています。
適切な勉強を続けて電験三種に合格しよう
電験三種は難関資格です。
がむしゃらに勉強するだけではモチベーションも続きませんし、合格もできません。
しかし適切な勉強法とモチベーションの維持ができれば、誰でも確実に合格が狙えます。
- 電験三種合格のための勉強法は独学と通信講座!
- 独学で大切なのは目標設定と勉強手順!
- 科目ごとでおすすめの勉強法は異なる!
- モチベーションが下がった時の対処法!
それぞれを個別におさらいします。
電験三種合格のための目標設定
- 何年かけて全科目に合格するかを決める
- おすすめは2年で全科目合格!
勉強を始める前の事前準備は 2ステップ
- ステップ1:勉強にあてられる時間を確認する
- ステップ2:まずは無理なく継続できる時間を1日の勉強時間に設定する
勉強手順は3ステップ
- 数学→理論の順に勉強スタート(数学に不安がない人は理論からでOK!)
- 勉強内容が6割理解できたら過去問へ!そして次の科目の勉強に移りましょう。
(機械・電力・法規はどれからやっても大丈夫!) - 試験2ヶ月前には合格を狙う科目を絞って過去問を解きまくる!
数学とそれぞれの科目の勉強法についておさらいします。
- 参考書を一通り読む
- 読み終わったら理論の勉強へ
- わからないことがあれば都度参考書に戻って勉強しなおそう!
自分が合格した時の勉強法は以下の記事で紹介しています。
全科目共通でYoutubeを利用した勉強は、イメージしやすく理解が早まりますのでおすすめです。
おすすめの参考書が知りたい方はこちら→おすすめ書へジャンプする
- 取得する目的が明確でないためモチベーションが下がってしまう・・・
- 資格を取得した後、自分の状況がどう変化するかを考えてみましょう
- 勉強当初に立てた目標が高すぎて自分自身についていけない・・・
- 勉強したての頃は、無理のない時間を勉強時間にしましょう
- 勉強時間が確保できない・・・
- 朝活や隙間時間に勉強することを心がけよましょう
- 参考書が難しくて諦めそう・・・
- 簡単・難易度が低い、と言われている参考書で勉強しましょう
- 勉強仲間がいなくてモチベーションが続かない・・・
- SNS・オンラインサロンで受講生同士のつながりを持ちましょう
- 合格するイメージができない・・・
- 合格体験記を見て、やる気を上げましょう
- 勉強が面白くない・・・
- 参考書だけでなく、Youtubeなど動画での勉強も取り入れましょう
以上です。
それぞれの勉強法の相性を自身で検討しつつ、ご自身にあった勉強法で合格を目指しましょう!!