- Kucoinで必要になる各種手数料
- Kucoinと国内外取引所の手数料比較
- Kucoinで手数料負けを防ぐコツ
結論、Kucoinでお得に取引を進めるなら、各種手数料体系の把握が重要です。
しかし、手数料の把握を疎かにしていると、手数料だけで数千〜数万円単位で損する可能性も…
この記事を読めば、Kucoinの手数料体系を理解できる!
また、Kucoinで手数料負けしないコツも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【一覧表でチェック】Kucoin(クーコイン)で必要になる手数料
Kucoinは2017年に設立された、海外大手の仮想通貨取引所です。
「日本語対応・750種類以上の通貨数」が強みであり、最短5分で口座開設できるのが特徴。
取引画面がシンプルなので、これから海外取引所デビューする方にもおすすめです。
Kucoinの詳しい使い方については、以下の記事をご覧ください。
気になるKucoinの手数料体系は、以下の一覧表のとおり。
各種手数料 | 手数料の詳細 | 割引の有無 |
---|---|---|
取引手数料 | 〜0.1% | あり |
資金調達料 | 状況に応じて異なる | なし |
コンバート手数料 | 無料 | – |
スプレッド | 通貨によって異なる | なし |
入金手数料 | 無料 | – |
出金手数料 | 通貨によって異なる | なし |
実質、ユーザーの負担が必要になるのは、以下の4つです。
- 取引手数料
- 資金調達料
- スプレッド
- 出金手数料
上記のうち、取引手数料はさまざまな割引を適用できるため、よりお得に仮想通貨取引を進められます。
Kucoin(クーコイン)の各種手数料の詳細をチェック
ここでは、上記で紹介した各種手数料について解説します。
- 取引手数料
- 資金調達料
- コンバート手数料
- スプレッド
- 入金手数料
- 出金手数料
取引手数料
Kucoinで必要になる取引手数料は、以下のとおりです。
取引方法 | メイカー | テイカー |
---|---|---|
現物取引 | 〜0.1% | 〜0.1% |
信用取引 | 〜0.1% | 〜0.1% |
先物取引 | 〜0.02% | 〜0.06% |
メイカー・テイカーとは?
メイカーは取引板に新たな注文を出す人のこと。
テイカーは取引板にある価格から注文する人を指します。
現物取引と信用(レバレッジ)取引は共に、最大0.1%と安価な取引手数料を実現。
双方の取引ではさらに、「割引レベル」を高めることで、手数料の負担を抑えられます。
Kucoinの割引レベルはLv0からLv12まで用意されており、以下の条件のいずれかを満たせば、手数料がレベルに応じて割り引かれます。
割引レベルを上げるために必要な3項目
・一定以上のKCS(Kucoinの独自トークン)を保有
・一定以上の現物取引量を確保(過去30日以内)
・一定以上の先物取引量を確保(過去30日以内)
また、Kucoinには「クラス」によって、仮想通貨の取引手数料に違いがあります。
クラスはA〜Cの3種類に分かれており、メジャーかつ取引量の多い通貨が「クラスA」に割り当てられます。
たとえば、クラスA・現物取引での取引手数料は以下のとおり。
割引レベル | 取引手数料 (メイカー) | 取引手数料 (テイカー) |
---|---|---|
Lv0 | 0.1% | 0.1% |
Lv1 | 0.09% | 0.1% |
Lv2 | 0.07% | 0.09% |
Lv3 | 0.05% | 0.08% |
Lv4 | 0.03% | 0.07% |
Lv5 | 0% | 0.07% |
Lv6 | 0% | 0.06% |
Lv7 | 0% | 0.05% |
Lv8 | -0.005% | 0.045% |
Lv9 | -0.005% | 0.04% |
Lv10 | -0.005% | 0.035% |
Lv11 | -0.005% | 0.03% |
Lv12 | -0.005% | 0.025% |
テイカーは0.025%まで負担が下がる一方、メイカーはマイナス手数料を実現しています。
取引によって手数料分がバックされるため、割引レベルを高めるほど低コストでの取引が可能です。
資金調達料
資金調達料は、取引ごとに変動しています。
資金調達料とは?
先物取引の際にかかる手数料のこと。
自分と反対のポジションを保有するユーザーに対して、資金調達料を支払います。
Kucoinでの資金調達料は、「20時・4時・12時」の8時間ごとに計算され、この間にポジションを保有していると、手数料の支払い・受け取りが行われます。
詳しい資金調達料の算出方法は、以下をご覧ください。
資金調達料の算出方法はこちら!
資金調達料は、以下の公式から求められます。
資金調達料の求め方
ポジション価格×資金調達率=資金調達料
ポジション価格とは、購入数量とマーク価格を掛け合わせたものです。
マーク価格は、Kucoinの先物取引の画面から確認できます。
また、資金調達率はKucoinの公式サイトからチェック可能です。
では、実際に資金調達料の算出を行ってみましょう。
「BTC/USDTで1BTCを購入・マーク価格:22,000・資金調達率:0.01」の場合、資金調達料は以下のとおり。
資金調達料の算出
22,000(ポジション価格)×0.01(資金調達率)=220
上記の条件の場合、資金調達料として220USDT(約9万円)が1回の取引に必要です。
コンバート手数料
Kucoinのコンバート機能は、手数料無料で利用できます。
コンバート機能とは?
仮想通貨同士の交換を手軽に行える機能のこと。
チャートや取引画面が表示されない、シンプルな画面が特徴。
現物取引と比べても、コンバート機能の対応通貨数は50種類と少なめです。
しかし、誰でも直感的に通貨交換を進められるので、現物取引ほどの複雑な操作は必要ありません。
コンバート機能ワンクリックで手軽に扱えるため、仮想通貨初心者にもおすすめです。
スプレッド
Kucoinでのスプレッドは、通貨ペアによっても違いがあります。
スプレッドとは?
仮想通貨の売りと買いの価格差のこと。
実質的な手数料であり、取引ごとに支払いが必要です。
Kucoinは他の取引所と比べても、比較的狭いスプレッド幅を実現しています。
通貨ペア | スプレッド | 日本円換算 |
---|---|---|
BTC/USDT | 0.1USDT | 約12円 |
ETH/USDT | 0.01USDT | 約1.2円 |
XRP/USDT | 〜0.00003USDT | 約0.003円 |
しかし、スプレッド幅は常に変動を繰り返しています。
相場の状況によってはスプレッド幅が大きく広がり、大損のリスクがある点に注意しましょう。
入金手数料
Kucoinには複数の入金方法がありますが、仮想通貨の入金であれば手数料はかかりません。
しかし、以下の入金方法に関しては、入金額に対して一定の手数料が必要になります。
仮想通貨の入金以外の入金方法と手数料
・クイック取引での入金:3.8%
・サードパーティを利用した入金:3〜10%
基本的には手数料が不要な、仮想通貨の入金がおすすめです。
仮想通貨の入金は、他の大手取引所も手数料を設定していないところがほとんどです。
しかし、入金元となる取引所での出金手数料がかかる可能性に注意しましょう。
Kucoinの入金方法に関する詳細は、以下記事をチェックしてください。
出金(送金)手数料
Kucoinでの出金(送金)手数料は、出金する通貨によって異なります。
以下は、出金の際によく用いられる通貨の手数料例です。
出金する通貨 | 出金手数料 | 日本円換算 |
---|---|---|
BTC | 0.0005BTC | 約1,300円 |
ETH | 0.005ETH | 約1,000円 |
XRP | 0.5XRP | 約24円 |
しかし、上記の出金手数料は、市場動向によって調整されるケースも。
たとえば市場全体の価格が上昇している場合、出金手数料が高めに設定される可能性があります。
仮想通貨の送金時は、必ず必要な送金手数料をチェックするようにしましょう。
Kucoin(クーコイン)での取引手数料を他取引所と徹底比較
ここまで、Kucoinの手数料について解説してきました。
しかし、「他の取引所と比べて本当にKucoinの手数料は安いのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。
そこで、Kucoinと他取引所の取引手数料を徹底比較します。
国内取引所との比較
Kucoinと国内取引所の取引手数料の違いは、以下の表のとおりです。
取引所 | 取引手数料 |
---|---|
Kucoin | 0.1% |
コインチェック | 無料 |
bitFlyer | 0.15% |
DMM Bitcoin | 無料 |
GMOコイン | メイカー:-0.01% テイカー:0.05% |
国内取引所は、そもそも取引手数料が無料のところがほとんどです。
Kucoinと比べてみても、お得にさまざまな仮想通貨を購入できるでしょう。
しかし、国内は仮想通貨に対する規制が厳しく、上場する通貨がかなり限定されています。
アルトコインの購入なら、豊富な取り扱い数を誇るKucoinがおすすめです!
海外取引所との比較
Kucoinと大手海外取引所の取引手数料の違いは、以下の表のとおりです。
取引所 | 取引手数料 | 取引手数料 (割引レベル最大) |
---|---|---|
Kucoin | 0.1% | メイカー:-0.005% テイカー:0.02% |
Binance | 0.1% | メイカー:0.015% テイカー:0.03% |
Bybit | 0.1% | メイカー:0.005% テイカー:0.02% |
Gate.io | 0.2% | メイカー:0% テイカー:0.02% |
MEXC | 0.1% | メイカー:0% テイカー:0.02% |
海外大手もKucoin同様、基本的に取引手数料0.1%に設定するところがほとんど。
それぞれが独自の割引システムを設けており、Kucoinと同様に低コストから取引を進められます。
低コストな取引所が多い中、マイナス手数料を実現しているのはKucoinのみです。
【結論】Kucoinの取引手数料は安い?高い?
結論、Kucoinは国内外と比較しても、取引手数料の安さはトップクラスです。
元々の取引手数料が低いだけでなく、割引レベルを上げることでマイナス手数料にも対応。
KCSの利用や紹介コード経由の口座開設により、さらに低コストから取引を進められます。
コストを抑えてお得に仮想通貨を購入したいなら、Kucoinの利用がおすすめです!
Kucoin(クーコイン)で手数料負けを防ぐ4つのコツ
お得に仮想通貨取引するためにも、上記の手数料をなるべく削る必要があります。
手数料を気にせずに取引を続けると、手数料負けで利益が目減りする可能性も…
そこでここでは、Kucoinで手数料負けしないためのコツを4つ紹介します。
- 独自トークン「KCS」をフル活用する
- 紹介コード経由で口座開設する
- 出金の頻度を減らす
- 月間取引量を増やす
独自トークン「KCS」をフル活用する
取引手数料をさらに抑えたい人は、仮想通貨KCSをフル活用しましょう。
仮想通貨KCSとは?
Kucoinが発行している独自トークンのこと。
KCSを保有・利用することで、ユーザーはさまざまな特典を受けられる。
KCSを保有・利用する特典のひとつが、「取引手数料の割引」です。
取引手数料をKCSで支払うようにすれば、取引手数料が20%割引されます。
さらにKCSの保有量によっても、取引手数料の割引が適用されます!
KCSでの割引は、上記で紹介した割引レベルと併用できるため、よりお得な仮想通貨取引が可能です。
さらにKCSには、取引手数料の割引以外にも以下のような特典もあります。
KCSを保有・利用する特典
・KCS保有によって、Kucoinから配当金を受け取れる
・Kucoinの新規コンテンツに早期参入できる
・Kucoinの新規上場通貨の投票に参加できる
KCSで手数料を支払う設定方法は、以下を参考にしてください。
KCSでの手数料支払い設定方法はこちら!
Kucoinのメニューから、プロフィールアイコンをクリック。
その後、「KCSで手数料を支払う」にチェックを入れれば作業完了です。
しかし、KCSの手数料支払いに対応しているのは、現物取引・信用取引のみです。
先物取引の手数料はKCSで支払えない点に注意しましょう。
紹介コード経由で口座開設する
Kucoinの取引手数料は、紹介コードの利用でさらに割引されます。
紹介コード経由でKucoinの口座開設を進めると、取引手数料が10%オフに。
すでに口座開設済みの方は、後から紹介コードを適用できません!
「今からKucoinに登録したい!」という方は、紹介コード経由でKucoinを始めましょう。
また、「すでにKucoinの口座開設を済ませてしまった…」という人にもチャンスがあります。
紹介コードを適用して新たにアカウント作成すれば、新規アカウントの方で取引手数料の割引を受けられます。
紹介コードなしで口座開設したばかりの方は、紹介コードを適用した新規アカウントに乗り換えるのがおすすめです。
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出金の頻度を減らす
出金頻度を減らすことで、出金手数料の負担を抑えられます。
Kucoinの出金手数料は他の手数料と比べて高いうえ、出金をする度に手数料の支払いが必要です。
毎回少額ずつ仮想通貨をKucoinから出金していると、手数料負けする大きな原因に…
手数料の負担を減らすためにも、まとまった金額になってから出金を進めましょう。
月間取引量を増やす
月間の取引量を増やすことで、取引手数料を抑えられます。
上記でも紹介したとおり、月間の取引量は割引レベルを高める条件のひとつです。
取引量が増えれば増えるほど、コストを抑えて仮想通貨取引を進められます。
しかし、取引量のノルマが高いため、無理に取引量を増やす必要はありません。
KCSなどの活用も進めながら、無理のない範囲で取引量を確保していきましょう。
【Q&A】Kucoin(クーコイン)の手数料でよくある質問と回答
最後に、Kucoinの手数料でよくある質問について回答します。
- Kucoin(クーコイン)で出金できない時の対処・対策方法は?
-
出金できない時の対処・対策方法は、原因によっても以下のように変わります。
スクロールできます出金できない原因 対処・対策方法 出金先情報の指定ミス あらかじめ出金先を登録する 出金制限がかかっている 出金制限解除まで時間を置く ネットワークの混雑 しばらく時間を置く 上記の方法でも解決しない場合は、Kucoinに問い合わせてください。
Kucoinで出金できない原因・対処方法の詳細は、以下の記事をチェックしましょう。
Kucoin(クーコイン)で出金できない原因は?対処・対策方法や出金手順を解説 この記事でわかること Kucoinで出金できない5つの原因 出金できない原因に対する対処・対策方法 デバイス別にKucoinの出金を進める手順 Kucoinサポートへの問い合わせ方… - Kucoin(クーコイン)で各種手数料を抑えられるキャンペーンはある?
-
取引手数料が無料になるキャンペーンであれば、Kucoinで頻回に開催されています。
各種キャンペーン情報は、Kucoin公式サイトの「ニュースとお知らせ」からチェックできます。
- Kucoin(クーコイン)の取引手数料はKCS以外でも割引される?
-
取引手数料が割引になるのは、KCSを設定した場合のみです。
他の通貨による割引には対応していないので、KCSを準備しておきましょう。
なお、KCSの残高がない場合は割引が適応されません。
その際の手数料は通常どおり、取引分から差し引かれます。
- Kucoin(クーコイン)の出金手数料は出金先によっても違いがある?
-
出金先の違いによって、出金手数料が変わることはありません。
出金手数料は、各種通貨によって設定されています。
- Kucoin(クーコイン)でスプレッドを安く抑えるコツはある?
-
スプレッド幅を抑えるコツは、以下の3つです。
- 取引回数を減らす
- 取引量の多い通貨を選ぶ
- 相場が変動しているタイミングを避ける
特に相場変動時は通貨価格だけでなく、スプレッド幅も大きく広がります。
結果的に大損するリスクが高まるため、タイミングを見極めて取引を進めてください。
- そもそもKucoin(クーコイン)は日本人でも利用できる?
-
Kucoinは日本人でも利用できる取引所です。
日本語に対応しているので、口座開設から仮想通貨取引まで難なく進められます。
Kucoinと日本人との関係性は、以下の記事をチェックしてみてください。
Kucoin(クーコイン)は日本人でも使える?過去にサービス停止された背景も解説 この記事でわかること Kucoinは日本人でも利用できる取引所なのか Kucoinが日本人サービスを一時停止していた背景 Kucoinを利用するメリット・デメリット Kucoinで口座…
【まとめ】Kucoin(クーコイン)の各種手数料を解説
Kucoinの各種手数料について解説しました。
ユーザーが実際に支払う必要がある手数料は、以下のとおりです。
- 取引手数料
- 資金調達料
- スプレッド
- 出金手数料
Kucoinは他の取引所と比べても、各種手数料は安価に設定されています。
しかし、取引回数が多くなったり、相場の状況によっては手数料負けする可能性もあります。
手数料の支払いで悩まないためにも、以下の4つのコツも押さえておきましょう。
- KCSをフル活用する
- 紹介コード経由で口座開設
- 出金の頻度を減らす
- 月間取引量を増やす
すべてのコツを無理やり実践するのではなく、できるものからスタートしてみてください。
ぜひこの記事を参考に、Kucoinで低コストを意識した取引を進めましょう。
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