- dYdXとは
- dYdXの口座開設方法
- dYdXを始めるにおいての注意点
dYdXは身分証明なども不要で簡単に口座開設ができます。
しかし、dYdXで口座開設するときに「ある注意点」を知っておかないと、スムーズに取引ができず、時間を無駄にしてしまうことになるんです。
この記事を読めば、簡単にdYdXの口座が開設できます。
dYdXの口座開設方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
dYdXとは
dYdXとは、中央管理者の存在しない分散型取引所(DEX)のことです。
分散型取引所(DEX)とは、中央管理者が存在していないブロックチェーン上の取引所のことです。
dYdXはイーサリアムレイヤー2上に構築されたことにより、イーサリアムレイヤー1で課題となっていた「ガス代(取引手数料)の高騰」「処理速度が遅い」などの課題が解決されました。
その結果、高速かつ低い手数料(ガス代)で取引ができます。
クロスマージン取引に特化しており、通貨が下落したときの強制清算のリスクを抑えることが可能です。
イーサリアムレイヤー2とは、イーサリアムレイヤー1と呼ばれるメインのネットワークを活用しながら、イーサリアムを拡張した別のブロックチェーンのことです。
dYdXの口座開設方法3ステップ
dYdXの口座開設方法は以下の3ステップです。
- STEP1:仮想通貨取引所の開設
- STEP2:仮想通貨ウォレットの開設
- STEP3:DYDXの公式ページへアクセス
まず口座開設に必要なものを説明し、次に各ステップを順に解説します。
口座開設に必要なもの
dYdXの口座を開設して取引するには、「仮想通貨取引所のアカウント」「仮想通貨ウォレットのアカウント」が必要です。
なぜなら、仮想通貨ウォレットのアカウントをdYdXに接続して使用するからです。
取引に使う仮想通貨をウォレットに入金しておく必要があるので、入金する方法として仮想通貨取引所から送金する必要があります。
STEP1:仮想通貨取引所の開設
はじめに、国内仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
おすすめは無料で口座開設ができるCoincheck(コインチェック)です。
コインチェックは国内の仮想通貨取引所最大手であり、簡単に取引ができます。
スマホアプリからも開設でき、簡単に操作ができるため、初心者にも扱いやすいです。
STEP2:仮想通貨ウォレットの開設
仮想通貨ウォレットを開設しましょう。
dYdXは自分で用意した仮想通貨ウォレットを口座として使用します。
仮想通貨ウォレットとは、安全に保管できる仮想通貨の財布のことです。
dYdXで利用できる仮想通貨ウォレットは10個あります。
- MetaMask(メタマスク)
- BitKeep
- imToken
- CoinBaseウォレット
- Trust
- Raindow
- Huobiウォレット
- Coin98
- TokenPocket
- WalletConnect
その中でおすすめの仮想通貨ウォレットはメタマスクです。
その理由は100万人以上が利用しており、dYdX以外にもDeFiやNFTアート、NFTゲームなど用途が幅広いからです。
STEP3:dYdXの公式ページへアクセス
dYdXの公式サイトへ接続し、右上の「取引」を選択しましょう。
「ウォレットへ接続」をクリックします。
「メタマスク」を選択します。
これでdYdXの口座開設は完了です。
dYdX への入金方法3ステップ
dYdX への入金方法を以下の3ステップで解説します。
- STEP1:入金したい仮想通貨と入金量を入力
- STEP2:入金したい仮想通貨を選択する
- STEP3:選択した仮想通貨を入金する
それぞれ詳しく解説します。
STEP1:入金したい仮想通貨と入金量を入力
まずはdYdX 画面左下の「入金」をクリックし、入金したい仮想通貨と入金量を入力します。
最低入金額は仮想通貨ごとに異なりますので、事前に確認しておきましょう。
dYdXへ入金したい仮想通貨は、前もって仮想通貨取引所から仮想通貨ウォレットへ送金するのを忘れないようにしてください。
STEP2:入金したい仮想通貨を選択する
入金する際は初回のみ「MKRを有効にする」と言った表示がされます。
「MKRを有効にする」にはガス代が必要です。
ガス代がかかるのは、初回のみですので安心してください。
メイカー(MKR)とは、プラットフォームの総称です。
分散性が高いステーブルコイン「DAI(ダイ)」を発行するプラットフォーム。
STEP3:選択した仮想通貨を入金する
最後に資産を入金しましょう。
「入金確認」をクリックして入金処理が完了すれば取引ができます。
dYdXを始めるにあたっての注意点
dYdXを始めるにあたっての注意点は以下の4つです。
- 取り扱い通貨
- ブロックチェーン
- スワップできるか
- GOXについて
それぞれ解説します。
取り扱い通貨
dYdXのプラットフォームで取引できるトークンは以下のとおりです。
ETH | BTC | ADA | BCH |
DOGE | DOT | LTC | LINK |
UNI | SOL | MATIC | XMR |
EOS | AAVE | ATOM | MKR |
COMP | AVAX | SNX | SUSHI |
YFI | UMA | CRV | 1INCH |
ZEC | ALGO | ZRX | ENJ |
XLM | ETC | NEAR | RUNE |
CELO | ICP | TRX | XTZ |
参考:dydx公式サイト
dYdXのプラットフォームで取引できるトークンは2022年12月時点で36種類です。
BTCやETHのような王道の通貨に加えて、UNIやSUSHI、AVAXなどDeFiプラットフォームのトークンも取引できます。
ガバナンスによりdYdXの市場が拡大していくことが予想されるため、さらに取扱いトークンは増えるでしょう。
ブロックチェーン
dYdXのメインのブロックチェーンは、イーサリアムレイヤーです。
メタマスクを利用する際は、チェーンがイーサリアムになっているかチェックしましょう。
イーサリアムチェーンに変更しないと、取引ができないので注意してください。
スワップできるか
dYdXはスワップができます。
スワップとは、すでに持っている仮想通貨を別の仮想通貨に交換することです。
例えば、ビットコインを持っていて、代わりにイーサリアムがほしいとします。
dYdXのスワップのサービスを利用することで、手持ちのビットコインとほぼ同じ価格分のイーサリアムと交換できるのです。
dYdXを利用することで、取引からスワップまでできます。
GOXの可能性がある
dYdXに限った話ではありませんが、GOXする危険性がありますので注意しましょう。
GOX(ゴックス) とは、「Mt.Gox(マウントゴックス)」社の仮想通貨取引所からビットコインを盗まれた事件から、仮想通貨が盗まれる事件のことをGOXと言われています。
具体的には自己資金を取引所や第三者に預けていたとき、その取引所や第三者に持ち逃げされることです。
ハードウェアウォレットを活用することでGOXを防げます。
ハードウェアウォレットとは、仮想通貨をハードウェアに保管することです。
【Q&A】dYdX(DYDX)の口座開設に関するよくある質問と回答
dYdX(DYDX)の口座開設に関するよくある質問をまとめました。
疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- dYdX(DYDX)は手数料がかかる?
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dYdX(DYDX)では、以下のタイミングで手数料・ガス代が発生します。
- 入出金
- 取引時
- 報酬を受け取る時
なお仮想通貨dYdX(DYDX)の保有量によって、取引手数料の割引率が変わります。
- dYdX(DYDX)はスマホアプリにも対応している?
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dYdX(DYDX)はiOS版のスマホアプリをリリースしています。
しかしAndroid版は2023年3月時点ではリリースされていないので注意してください。
- dYdX(DYDX)はレバレッジ取引に対応している?
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dYdX(DYDX)はレバレッジ取引に対応しています。
最大25倍のレバレッジ倍率で取引が可能です。
- dYdX(DYDX)の創設者は?
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dYdX(DYDX)の創設者は、Antonio Juliano(アントニオ・ジュリアーノ)です。
プリンストン大学を卒業後、Coinbaseにてソフトウェアエンジニアとして働いていた後に、仮想通貨やブロックチェーンの世界に惹かれ、dYdXを創設したに至ります。
- dYdX(DYDX)は国内取引所で上場する予定はある?
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2022年11月時点では、国内取引所でリリースされる予定はありません。
- dYdX(DYDX)は発行枚数が決まっている?
-
dYdXの発行枚数の上限は10億枚です。
2022年11月時点では、全体の13%である1億3千枚が市場に流通しています。
まとめ:dYdXの口座開設はウォレットと接続するだけ
今回はdYdXの口座開設方法や入金方法、注意点について解説しました。
dYdXの口座は、仮想通貨ウォレットに接続するだけで簡単に取引ができます。
またイーサリアムレイヤー2上に構築したことで、高速かつ低い手数料(ガス代)で取引ができるのです。
本記事を読んで、簡単にdYdXの口座を開設するのかを検討してみてください。