- 仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴
- 仮想通貨dYdX(DYDX)の今後の見通し・将来性
- 仮想通貨dYdX(DYDX)の買い方の手順
仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴は、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所です。
dYdX(DYDX)は将来性の高い仮想通貨。よく知らないからといって無視すると買い時を逃してしまうかもしれません。
この記事を読めば、仮想通貨dYdX(DYDX)について詳しく理解できます。
仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴や今後の将来性を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨dYdX(DYDX)とは?
dYdX(DYDX)の概要は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
名称 | dYdX |
シンボル | DYDX |
価格(2022年11月現在) | 317.8円 |
時価総額(2022年11月現在) | 20,818,220,155円 |
時価総額ランキング(2022年11月現在) | 135位 |
発行上限 | 10億枚 |
リリース | 2017年 |
開発者 | Antonio Juliano(アントニア・ジュリアーノ)氏 |
購入可能な取引所 | Binance(バイナンス) Bybit(バイビット) HitBTC(ヒットビーティーシー) MEXC Global(メックスシーグローバル) |
公式サイト | dYdX公式サイト |
出典:dYdX(DYDX)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap(2022年11月現在)
dYdX(DYDX)とは、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所で、元Coinbaseのエンジニアをしていたアントニオ・ジュリアーノ氏によって作られました。
分散型取引所とは、中央集権型の取引所とは異なり、管理者が存在しない取引所のことです。
分散型取引所では仮想通貨ウォレットを独自で管理し、証券会社や銀行などの仲介企業を通さず取引ができます。
仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴
仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴は以下の6つです。
- レイヤー2により高速かつ低コストな取引ができる
- ステーキングができる
- 分散型取引所dYdXのガバナンストークンを持つ
- レバレッジ取引ができる
- DYDXの保有量に応じて割引がある
- 2つの金融取引手法を取り入れた仮想通貨取引を実現
それぞれの特徴を解説します。
レイヤー2により高速かつ低コストな取引ができる
dYdX(DYDX)は、レイヤー2により高速かつ低コストな取引ができる分散型取引所です。
レイヤー2とは、レイヤー1と呼ばれるメインのネットワークを活用しながら、レイヤー1とは別の場所で取引の処理を行うことです。
レイヤー2を使用する目的は、イーサリアムのネットワークが混雑していることで生じる課題を解決することにあります。
例えば以下のような課題が挙げられます。
- 取引の処理遅延
- 取引手数料(ガス代)の高騰
dYdX(DYDX)はレイヤー2と呼ばれる別の場所で取引を行うことで、スケーラビリティ問題(取引の処理遅延、取引手数料の高騰)を解決しました。
dYdX(DYDX)はレイヤー2へ移行したことにより、高速かつ低コストな取引を実現しているのです。
ステーキングができる
dYdX(DYDX)は取引だけではなく、ステーキングもできます。
ステーキングとは、取引しなくても取引所に仮想通貨を預け入れるだけで、対価として報酬が得られる仕組みのことです。
dYdX(DYDX)を預けるだけで報酬が獲得できるので、仮想通貨の取引に慣れていない初心者でも簡単に利用でき、取引よりも低リスクで稼げる可能性が高いのです。
dYdX(DYDX)はUSDCを預け入れると、0.02%の金利で運用できます。
銀行の普通預金は年利0.001%がほとんどですが、dYdX(DYDX)のステーキングは銀行の20倍と高利率です。
ただし、通貨価格が下落するリスクがあるため注意してください。
分散型取引所dYdXのガバナンストークンを持つ
dYdX(DYDX)のプラットフォームには、同名のdYdX(DYDX)というガバナンストークンがあります。
ガバナンストークンとは、イーサリアムネットワークに対応したウォレットに保有することで枚数に応じて運営方針に関する提案や投票の権限が得られるトークンです。
ガバナンストークンは提案や投票の権限以外にも、ステーキングの活用や取引手数料の割引の対象になります。
レバレッジ取引ができる
dYdX(DYDX)は証拠金を口座に預け入れて担保することで、証拠金の数倍といった取引を可能にする仕組みであるレバレッジ取引が可能です。
例えば10万円の証拠金を預けてレバレッジを10倍にすると、100万円の取引が可能になるため大きなリターンを獲得できます。
一方でdYdX(DYDX)の価格が10%ほど下がった場合は10万円が損失です。
このようにわずかな値動きで、損失が膨らんでしまう危険性がある点は覚えておくべきでしょう。
場合によっては、預けていた資金を超える損失が生まれることもあるので要注意です。
DYDXの保有量に応じて割引がある
dYdX(DYDX)の保有量に応じて取引手数料の割引があります。
レイヤー2が構築されたことにより、手数料(ガス代)は発生しませんが、レバレッジ取引などの手数料はユーザーが負担しなければなりません。
dYdX(DYDX)を保有していれば、取引手数料が割引されるのでお得です。
保有量に応じて下記のとおり、手数料の割引額が変動します。
ランク | 保有量 | 割引 |
1 | 100 | 3% |
2 | 1,000 | 5% |
3 | 5,000 | 10% |
4 | 10,000 | 15% |
5 | 50,000 | 20% |
6 | 100,000 | 25% |
7 | 200,000 | 30% |
8 | 500,000 | 35% |
9 | 1,000,000 | 40% |
10 | 2,500,000 | 45% |
VIP | 5,000,000 | 50% |
2つの金融取引手法を取り入れた仮想通貨取引を実現
dYdX(DYDX)は、クロスマージンと分離マージンの2つの金融取引手法を取り入れた仮想通貨取引を実現しました。
クロスマージンとは、口座に入っている資金のすべてを証拠金として差し出し、取引ペアの保有額すべて使用することです。
一方で分離マージンは、取引通貨を証拠金として差し出します。
分離マージン取引と比べた時のクロスマージンは、口座に入っている資金を証拠金として活用するので、価格が下落したときのリスクを抑えられるのがメリットです。
しかし、口座に入っている資金と証拠金が分離していないため、価格が下落した場合は口座残高のすべてを失う可能性があります。
dYdX(DYDX)は2つの金融取引手法を取り入れることで、よりリスクを分散した仮想通貨取引を実現したと言えるでしょう。
仮想通貨dYdX(DYDX)現在の価格動向
dYdX(DYDX)の2022年11月の価格動向について解説します。
購入を検討されている方は参考にしてください。
以下のチャートは2021年11月から2022年11月までのdYdXの価格推移です。
引用:dYdX(DYDX)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap(2022年11月現在)
チャートを見ると2021年10月をピークに価格は下落傾向にあります。
4月ごろには公式Twitterで100%分散化を目指す投稿があり、期待感から上昇しました。
しかし、仮想通貨市場が全体的に下落傾向なため、連動して価格を大きく下げている状況です。
仮想通貨dYdX(DYDX)の今後の見通し・将来性
仮想通貨dYdX(DYDX)の今後の見通しと将来性について以下の4つ観点から紹介します。
- V4(Version 4)へのアップグレード
- 企業や投資家からの支援
- DeFi市場の拡大
- 分散型取引所の中でdYdXは取引量が世界一
それぞれを解説します。
V4(Version 4)へのアップグレード
dYdX(DYDX)は2022年4月に公式Twitterで、2022年までに100%分散型を達成すると明言しています。
dYdX(DYDX)が目指すV4へのアップグレードは以下のとおりです。
- 取引商品やサービスの拡大と改善
- コスモスへの移行
- 市場構造と取引の改善
- 新しい取引市場のシームレスな機能の追加
- 運営の分散化(非中央集権)
2022年内にV4を達成すれば、価格が急騰する可能性が高いでしょう。
企業や投資家からの支援
dYdX(DYDX)は、世界中の企業やエンジェル投資家から投資を受けています。
すなわち、dYdX(DYDX)が伸びると期待されている証拠なのです。
そのため今後、dYdX(DYDX)の認知度が高まる可能性があり、利用者数と取引量が増えれば評価も上がるでしょう。
DeFi市場の拡大
分散型取引所で行うDeFi市場が拡大すれば、dYdX(DYDX)も自ずと注目を集めるでしょう。
DeFiの認知度が高まり、dYdX(DYDX)の注目度も高まれば、利用者数と取引量がさらに増え、dYdX(DYDX)の価格高騰も期待できます。
分散型取引所の中でdYdXは取引量が世界一
UniswapやPancakeSwapなどの分散型取引所の中で、dYdX(DYDX)の取引量が世界一です。
今後も開発が進めばさらに使いやすくなり、ユーザー数と取引量の増加が見込まれるでしょう。
仮想通貨dYdX(DYDX)の買い方
仮想通貨dYdX(DYDX)の買い方の手順は以下の3つです。
- 国内取引所で仮想通貨を購入する
- 国内取引所から海外取引所に送金する
- 海外取引所でdYdX(DYDX)を交換して入手する
順に解説します。
国内取引所で仮想通貨を購入する
dYdX(DYDX)は国内取引所で購入できないため、海外取引所で購入する必要があります。
そのため国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所へ送金して、dYdX(DYDX)へと変換します。
なぜなら海外取引所では、日本円を入金できないからです。
送金する仮想通貨は、国内でも海外でも取り扱いがある通貨を選択しましょう。
国内取引所から海外取引所に送金する
国内取引所で送金する通貨を購入できたら、海外取引所へ入金準備をします。
海外取引所の入金アドレスをコピーしてください。
国内取引所の送金先のアドレスに、コピーを貼り付けます。
この作業で国内取引所から海外取引所に送金されました。
海外取引所でdYdX(DYDX)を交換して入手する
海外取引所へ送金した仮想通貨でdYdX(DYDX)を購入すれば、完了です。
【Q&A】仮想通貨dYdX(DYDX)に関するよくある質問と回答
仮想通貨dYdX(DYDX)のよくある質問に回答します。
それぞれ見ていきましょう。
- dYdX(DYDX)はレバレッジ取引に対応している?
-
dYdX(DYDX)はレバレッジ取引に対応しています。
最大25倍のレバレッジ倍率で取引が可能です。
- 仮想通貨dYdX(DYDX)はどこで購入できる?
-
仮想通貨dYdX(DYDX)が購入できる取引所は以下のとおりです。
- Binance(バイナンス)
- Bybit(バイビット)
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- MEXC Global(メックスシーグローバル)
おすすめの海外取引所は、Binance(バイナンス)です。
Binance(バイナンス)の取り扱い通貨数は600種類以上で、ユーザー数は9000万人。
日本語対応、サポートの充実、セキュリティも強固で安心できる取引所です。
- dYdX(DYDX)の仕組みは?
-
dYdX(DYDX)はイーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所であり、スマートコントラクトを利用しています。
そのため、ユーザーは管理者を仲介することなく取引が可能です。
- dYdX(DYDX)は国内取引所で上場する予定はある?
-
2022年11月時点では、国内取引所でリリースされる予定はありません。
- dYdX(DYDX)は発行枚数が決まっている?
-
dYdXの発行枚数の上限は10億枚です。
2022年11月時点では、全体の13%である1億3千枚が市場に流通しています。
- なぜdYdX(DYDX)が注目されているのか?
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dYdX(DYDX)は2022年末までに100%分散化を目指すと宣言したため、その達成状況が注目されます。
その達成に向け、dYdX(DYDX)プラットフォーム V4の開発を進めています。
他に注目されている理由は以下のとおりです。
- 企業や投資家からの支援
- DeFi市場の拡大
- 分散型取引所の中でdYdXは取引量が世界
仮想通貨dYdX(DYDX)のまとめ
今回は仮想通貨dYdX(DYDX)の特徴や今後の将来性、買い方について解説しました。
dYdX(DYDX)はレイヤー2に移行することで、高速かつ手数料(ガス代)が抑えることに成功しています。
さらに2022年末までに100%分散化を目指すため、dYdX(DYDX)プラットフォームV4の開発を進めているのです。
V4の開発が達成すれば、価格が上昇する可能性も十分に考えられるでしょう。
2022年11月時点では国内取引所からdYdX(DYDX)を購入できませんが、海外取引所であるBinance(バイナンス)では購入できます。
本記事を読んで、将来性の高いdYdX(DYDX)に投資するのかを検討してみてください。