- Bybitの取引履歴は、パソコンやスマホのブラウザでダウンロードする。
- Bybitのスマホアプリは取引履歴のダウンロードに非対応で、確認のみ可能。
- Bybitの資産履歴は問い合わせでも入手できる。
- 取引履歴をダウンロードできないときは、選択範囲やエクスポート回数、取引件数などを見直す。
結論、Bybitでは取引履歴のダウンロードが可能です。
しかし、正しいダウンロード手順やルールを知らないと、取引履歴をいつまでも取得できないことも・・・。
この記事を読むと、取引履歴を確実にダウンロードできる!
「確定申告前なのに取引履歴を入手できない」と困っている方は、本記事をぜひ参考にしてください。
Bybit(バイビット)取引履歴の見方・ダウンロード方法
Bybitの取引履歴の見方・ダウンロード方法を、取引やサービスごとに解説します。
パソコン・スマホのどちらでもダウンロード手順は同じです。
しかし、スマホだと表示が崩れやすいので、今回はパソコンのキャプチャを用いて説明します。
現物取引
まずは、画面上部の「注文」から「現物注文」をクリック。
画面左端で「取引履歴」をクリックすると、取引履歴の画面に切り替わります。
注文時間などの条件を設定し、確認したい取引履歴を表示してください。
以上で、取引履歴を確認できます。
取引履歴をダウンロードする場合は、画面右上にある「エクスポート」をクリック。
ダウンロード範囲を指定し、「今すぐダウンロード」をクリックします。
ステータスが「完了」になったら、再度「今すぐダウンロード」をクリックしましょう。
以上で、取引履歴のダウンロードは完了です。
なお、ダウンロードのボタンが表示されないときは、一度閉じてから再び「エクスポート」をクリックすると解消されます。
デリバティブ取引
まずは、画面上部の「資産」から「デリバティブ」をクリック。
デリバティブアカウントを開いたら、「履歴」をクリック。
日付などの表示条件を設定すると、取引履歴が表示されます。
取引履歴をダウンロードしたい場合は、「エクスポート」をクリック。
ダウンロード範囲を選択し、「今すぐエクスポート」をクリックしましょう。
状態が「エクスポート済み」になったら、「ダウンロード」をクリック。
以上で、取引履歴をダウンロードできます。
資産運用サービス
ステーキングなどの資産運用サービスの取引履歴は、ダウンロードできません。(2023年5月時点)
しかし、注文履歴の確認はできるので、履歴をチェックしたい方は以下の手順で進めてください。
まずは、画面上部の「注文」から「資産運用注文」をクリック。
資産運用サービスの種類を選択し、日付などの表示条件を設定してください。
以上で、資産運用サービスの注文履歴を確認できます。
エアドロップ
エアドロップとは、仮想通貨やトークンが無料配布されるイベントです。
知らないうちにBybitからエアドロップされている可能性もあるので、以下の手順通りに確認してみましょう。
まずは、画面上部の「資産」から「現物」をクリック。
現物アカウントが表示されたら、「履歴」をクリック。
「その他」をクリックすると、エアドロップの全履歴が表示されます。
表示履歴を限定したい方は、通貨や日付を指定して絞り込みましょう。
なお、「タイプ」の項目をクリックすると、エアドロップ以外のさまざまなタイプを選択可能です。
Bybitの取引履歴はスマホアプリでダウンロードできない|確認は可能
Bybitの取引履歴は、スマホアプリではダウンロードできません。
ただし、スマホアプリで取引履歴を確認することは可能です。
なお、現物取引とデリバティブ取引では確認手順が異なるので、別々に紹介します。
Bybitアプリで現物取引履歴を確認する方法
画面下のメニューで「取引」を押して、画面上のメニューが「現物」になっていることを確認します。
その後、「すべての注文」をタップしましょう。
「取引履歴」をタップすると、現物取引履歴を確認できます。
取引ペアや期間、注文方向や注文方法の絞り込みも可能です。
Bybitアプリでデリバティブ取引履歴を確認する方法
まずは、画面下のメニューで「契約」をタップします。
続けて、画面上のメニューで契約タイプを選択しましょう。
契約タイプを選択したら、「すべての注文」をタップ。
「取引履歴」をタップすると、デリバティブ取引履歴を確認できます。
取引ペアや期間、カテゴリーの絞り込みも可能です。
Bybitの取引履歴(資産履歴)は問い合わせでも入手可能
Bybitでは、問い合わせによる取引履歴の入手も可能です。
具体的には、現物アカウントと資金調達アカウントの資産履歴のダウンロードを依頼できます。
問い合わせで資産履歴を入手したい方は、以下の手順で進めましょう。
問い合わせフォームにアクセスし、以下のとおりに操作します。
- 「Bybitアカウントに関して、ログイン、本人確認(KYC)およびその他のリクエスト」を選択
- 「データのダウンロードを申請」を選択
- 「Yes」を押す
続いて、以下の情報を入力しましょう。
- ダウンロードしたい履歴の種類(現物アカウントの資産履歴など)
- ダウンロード範囲の開始日(必須)
- ダウンロード範囲の終了日(必須)
- 希望のファイル形式(PDF・CSV・その他)
- UID(ユーザーID)
- 登録メールアドレス(必須)
- 登録携帯番号
問い合わせに関する説明や、書類ファイルのアップロードがある場合は設定してください。
最後に「Submit」を押して提出すると、10営業日以内に返答がメールで届きます。
Bybitの取引履歴をダウンロードできないときの原因・解決策
Bybitの取引履歴をダウンロードできないときは、以下の原因が考えられます。
- ダウンロード期間の選択範囲が広い
- 1日のエクスポート回数を超えている
- ダウンロードURLの期限が切れている
- 1回のダウンロード件数が多い
それぞれの解決策を紹介するので、順番に確認しましょう。
ダウンロード期間の選択範囲が広い|6ヶ月以内
ダウンロード期間を広く選択しすぎると、エラー表示が出ます。
Bybitの取引履歴は、一度に6ヶ月分しかダウンロードできません。
また、2年以上前の取引履歴はダウンロードできないので、選択範囲が広い場合は修正しましょう。
1年間の取引履歴をダウンロードする場合は、1~6月と7~12月に分けてエクスポートするのがおすすめ。
1日のエクスポート回数を超えている|最大5回
1日に何度もエクスポートを行うと、回数制限に引っかかります。
取引履歴のエクスポート回数は、各取引に1日最大5回です。
たとえば、現物取引履歴を1日に5回エクスポートした場合は、日付が変わるのを待たなければいけません。
とくに確定申告の直前などは回数制限がかかると困るので、条件をしっかり確認してからエクスポートボタンを押してください。
ダウンロードURLの期限が切れている|7日間有効
取引履歴のダウンロードURLは、7日間のみ有効です。
7日間が過ぎるとURLは無効になるので、エクスポート後は早めにダウンロードしましょう。
1回のダウンロード件数が多い|最大10,000件
1回でダウンロードできる取引件数は、最大10,000件です。
10,000件を超えると「上限を超えています」などと表示されるので、日付範囲を変更して取得取引件数を減らしましょう。
【Q&A】Bybitの取引履歴でよくある質問と回答
Bybitの取引履歴でよくある質問に対して回答するので、疑問点がある方は参考にしてください。
- Bybitの取引履歴は確定申告に必要?
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Bybitで仮想通貨取引をした場合は、確定申告に取引履歴が必要です。
厳密には、仮想通貨取引の損益を計算するときに取引履歴が必要になります。
確定申告の際に、取引履歴を添付して提出する必要はありません。
- Bybitの残高が表示されないときの原因と対処法は?
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残高が表示されないときは、目のマークを押しましょう。
目のマークを押すと残高を表示したり、隠したりできます。
- Bybitの取引に関する税金は支払わなくてもばれない?
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いいえ、Bybitの取引に関する税金を支払わないと、国税庁によって発覚します。
日本の国税庁はさまざまな国と租税条約を締結しており、海外取引所の取引データを入手できるからです。
Bybitなどの海外取引所であっても、利益が発生したときは雑所得に計上して確定申告を行いましょう。
- Bybitの取引量はどこで確認できる?
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Bybitの取引量は、CoinMarketCapやCoinGeckoなどの仮想通貨情報サイトで確認できます。
24時間の全体取引量や、通貨ペアごとの取引量などを確認できるので、気になる方はチェックしましょう。
- Bybitの実現損益の見方は?
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まずは、画面上メニューの「注文」から「デリバティブ注文」を選択します。
画面左側のメニューで「実現損益」を押すと、実現損益を閲覧可能です。
- Bybitの取引履歴が反映されない原因は?
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取引履歴が反映されない原因として、日付範囲の未設定が考えられます。
日付範囲がデフォルトのままだと、直近24時間や7日間の取引履歴しか反映されません。
過去の取引履歴をさかのぼって表示する場合は、日付範囲を自分でカスタマイズしましょう。
【まとめ】Bybitの取引履歴は早めにダウンロードしよう!
Bybitの取引履歴の見方・ダウンロード方法を解説しました。
取引履歴をダウンロードできないときの解決策を、あらためて以下にまとめます。
- 1回のダウンロード範囲を6ヶ月以内におさめる
- エクスポートの回数上限(1日5回まで)に注意する
- ダウンロードURLの期限(7日間)が切れた場合はエクスポートからやり直す
- 1回のダウンロード件数が10,000件を超えないようにする
Bybitの取引履歴は確定申告で使用するので、ダウンロード方法はかならず知っておきましょう。
また、確定申告前にあせらないためにも、取引履歴は3ヶ月や6ヶ月おきにダウンロードしておくのがおすすめです。
取引履歴のダウンロード方法がわからなくなったときは、本記事を見返してみてくださいね。