Bybit(バイビット)デリバティブ取引ガイド!やり方やメリット、注意点を徹底解説!

Bybit デリバティブ取引
Bybitのデリバティブ取引とは?

デリバティブ取引の始め方

  1. Bybitで口座開設
  2. 資金を総合取引アカウントに入金・振替
  3. 取引するペアを開く
  4. 注文方法を確認し売買する

Bybitのデリバティブ取引のメリット

  • 最大125倍のレバレッジ
  • 価格の上下問わず利益追求可能
  • 現物などの保有ポジションへのリスクヘッジ

Bybit(バイビット)のデリバティブ取引は、口座開設したその日から簡単に始められます。

ただ利用時に理解すべきことは多く、なんとなくで始めてしまうと大損してしまうかも…。

本記事を読めば、デリバティブ取引のやり方が完璧に分かる!

デリバティブ取引のメリットや注意点もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

Bybitのアカウントを持っていない方は、まず口座開設を済ませましょう。
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目次

Bybit(バイビット)のデリバティブ取引

Bybit デリバティブ取引

Bybitでは口座開設と本人確認を完了すれば、誰でもデリバティブ取引を始められます。

しかし仮想通貨取引に慣れていない場合、「デリバティブ取引とはなにか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

そこで、まずデリバティブ取引の基礎知識について解説します。

デリバティブ取引とは

デリバティブ取引は「金融派生商品取引」とも呼ばれ、証拠金をもとにより多額の資産を運用できる取引方法のことです。

証拠金とは?
デリバティブ取引を行う際に、担保として預け入れる原資のこと。
法定通貨やステーブルコイン(USDT、USDCなど)が採用されることが多いです。

Bybitにおいてはステーブルコインを証拠金とするものが大部分を占め、大きく以下3種類に分けられます。

デリバティブ取引の種類
  • 先物
  • 無期限先物
  • オプション

それぞれ共通点・相違点があるので、比較しつつ解説していきます。

デリバティブ取引の先物と無期限先物の違い

デリバティブ取引の「先物」と「無期限先物」の違いは、契約に満期日が設定されているかどうか。

満期日とは?
商品契約時に定められた決済日のことで、この日を迎えると自動的に決済され取引は完了します。

「無期限先物契約」では満期日がないため、損失が膨らみ強制決済されない限りはポジションを継続して保有可能です。

一方「先物契約」は満期日を迎えるとともに、ポジションが決済され取引が完了します。

ただし先物契約にはポジション保有にかかる手数料(資金調達料)がないため、資金調達料が上がって手数料が払えず強制決済するリスクがありません。

「オプション」は先物と類似した契約方法ですが、以下2つの違いがあります。

決済時の参照価格
購入者が支払う手数料「プレミアム」の存在

オプション契約は行う上で先物契約の予備知識が必要なため、初心者の方はまず無期限契約や先物契約でトレードに慣れることをおすすめします。

現物取引とデリバティブ取引の違い

Bybitのデリバティブ取引では、最大125倍のレバレッジをかけられます。

レバレッジとは?
少額の原資に倍率をかけることで多額の資金を動かせるシステム。
損益もその分膨らむため、ハイリスクハイリターンな取引となる。

通貨ペアにより最大レバレッジ倍率に差はありますが、少量の原資でより多額の資金を運用できるのは1番の魅力でしょう。

また現物取引とデリバティブ取引では、原資として用意する銘柄が異なります。

原資となる銘柄
  • 現物取引 … 売買する銘柄
  • デリバティブ取引 … 通貨ペアの対象となる銘柄

例:「BTCUSDT」の場合、デリバティブ取引の原資となるのはUSDT

現物取引ではユーザーが買った通貨は実際にウォレットに収納され、他ユーザーや取引所と売買したり別のウォレットに送金できます。

一方デリバティブ取引での商品は「将来このときにこの価格で売買するよ」という契約そのもので、その損益は原資にした通貨に反映される仕組みです。

デリバティブ取引の手数料

デリバティブ取引では、大きく分けて以下3種類の手数料が発生します。

デリバティブ取引の手数料
  • 取引手数料
  • 資金調達料
  • 強制決済手数料

それぞれ発生する商品やタイミングが異なるため、よく理解したのちに取引を開始しましょう。

より詳細な手数料について知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。

>>Bybitの手数料の詳細記事

1.取引手数料

Bybitの取引手数料はVIPランクにより変動し、ランクが高いほどおトクに利用可能です。

VIPランクとは?
取引所の利用状況によりランクが上がり、手数料が安くなったりボーナスがもらえるシステムのこと。
数多くの大手海外取引所で採用されています。

また利用するサービスによって手数料率は変化するため、詳しくは以下の表をご覧ください。

スクロールできます
VIPランク無期限先物契約・先物契約
(テイカー/メイカー)
オプション契約
(テイカー/メイカー)
一般0.055% / 0.02%0.02% / 0.02%
VIP 10.055% / 0.018%0.02% / 0.015%
VIP 20.055% / 0.016%0.02% / 0.015%
VIP 30.055% / 0.014%0.02% / 0.015%
VIP 40.055% / 0.012%0.018% / 0.015%
VIP 50.055% / 0.01%0.015% / 0.01%
VVIP0.055% / 0%0.015% / 0.002%
PRO 10.055% / 0.01%0.018% / 0.015%
PRO 20.055% / 0.005%0.015% / 0.01%
PRO 30.055% / 0%0.015% / 0.002%
PRO 40.055% / 0%0.01% / 0.002%
PRO 50.055% / 0%0.01% / 0.002%

2.資金調達料

無期限契約ではポジションを保有しているとき、「資金調達料」という手数料が課されます。

資金調達料は日本時間の1時・9時・17時の8時間おきに発生し、証拠金の残高から引かれます。

保有しているポジション(買いor売り)や資金調達率により異なり、状況によっては逆に手数料を受け取れることも。

スクロールできます
資金調達率買い(ロング)売り(ショート)
プラス手数料支払い手数料受け取り
マイナス手数料受け取り手数料支払い

資金調達料はマーケットの指標や金利により変化するので、取引画面上部からかならず確認しましょう。

3.強制決済手数料

「強制決済手数料」はデリバティブ取引においてオプション契約にのみ発生し、その名のとおり強制決済(ロスカット)時に請求されます。

ロスカットは「維持証拠金率」が100%を上回ったときに行われ、手数料率は0.2%です。

維持証拠金率とは?
「維持証拠金÷証拠金残高」の式で求められ、オプションを維持するために必要な証拠金を証拠金残高で割った割合のこと。
これが100%を上回ると、証拠金残高以上の損失が出ていることになります。

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Bybitでのデリバティブ取引のやり方

Bybit デリバティブ やり方

ここからは実際にデリバティブ取引を始める方法を、4ステップで解説します。

デリバティブ取引のやり方
  1. Bybitの口座開設
  2. 資金を総合取引アカウントに入金・振替
  3. 取引するペアを開く
  4. 注文方法を確認し売買する

この手順を追えば誰でも簡単に始められるので、確認しつつ進めていきましょう。

今回は「USDT無期限契約」の「XRPUSDT」での取引を例に解説します。

Bybitの口座開設

Bybitで口座開設を行うには、メールアドレスか携帯電話番号のいずれかが必要です。

またBybitで取引を始めるには本人確認は必須事項なので、口座開設と併せて済ませておきましょう。

Bybitの口座開設はこちらのページから行なえます。

  1. メールアドレス or 電話番号を選択
  2. 選択した登録方法を入力
  3. 任意のパスワードを入力
  4. (あれば)紹介コードを入力
  5. 利用規約に同意
  6. 「入会特典をゲット」から登録

上記のように情報を入力すればメールアドレスに確認メールが送信されるので、あとはメール内のURLからアクセスするだけで登録は完了。

また本人確認には写真付きの身分証明証を用意する必要があるため、事前に用意しておきましょう。

利用可能な身分証一覧
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 写真付き住民基本台帳

本人確認はマイメニューから簡単に行えるので、画面の指示に従って完了してください。

詳しい口座開設・本人確認方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

>>Bybitの口座開設の詳細記事

資金を総合取引アカウントに入金・変換

口座開設が終わったら資金を総合取引アカウントに入金し、証拠金用の銘柄に変換しましょう。

今回の「XRPUSDT」では証拠金として『USDT(テザー)』を使用します。

STEP
国内取引所から仮想通貨を入金

USDTならびにUSDCは国内取引所では上場していないため、まずは変換元となるBTCやETHなどの主要銘柄を国内取引所からBybitに送金します。

上部メニューの「入金」から入金画面を開き、送りたい銘柄とブロックチェーンを選択して入金アドレスを表示してください。

このアドレスをコピーし、国内取引所に登録したのちに送金を行いましょう。

GMOコインでの宛先追加の例

Bybitへの送金が初めての場合は誤送金防止のため、事前に少額でのテスト送金を行うのがおすすめです。

詳しい入金方法については、以下の記事を参考にしてください。

>>Bybitの入金方法の詳細記事

STEP
入金した通貨をUSDTに変換

入金した通貨を、証拠金用のUSDTに変換する方法は2種類あります。

  • 「変換」機能から変換
  • 現物取引所にてUSDTで売却

変換機能はBybitに上場している銘柄を手数料無料で相互変換できるので、基本的にはこちらがおすすめです。

ただし変換機能には最低交換数量が存在するため、少量の通貨を変換したいときは現物取引所で売却してしまいましょう。

現物取引で少量のETHを売却する例

以上の手順で証拠金用の通貨を用意したら、デリバティブ取引を始める準備は完了です。

取引するペアを開く

上部メニューの「デリバティブ」→「USDT無期限」から「BTCUSDT」を選択し、BTCUSDTの取引画面を開きます。

もしメニューのリストに目当ての通貨ペアがない場合、取引画面左上のプルダウンメニューから検索可能です。

検索する際は、契約方法をよく確認して間違えないようにしましょう!

注文方法を確認し売買する

通貨ペアを選択できたら、チャート右にある取引メニューからポジションを注文します。

以下の手順にしたがい、情報を入力して注文してください。

  1. マージンモードとレバレッジ倍率を入力
  2. 注文方法を選択
  3. 注文価格を指定(成行注文以外)
  4. 通貨ペアの数量もしくは原資の注文価額を指定
  5. 「買い/ロング」or「売り/ショート」で発注

※必要に応じて「ポストオンリー」「リデュースオンリー」を指定

ポストオンリーとは?
注文を確実にメイカーで発注できる機能。
メイカー注文のほうが取引手数料が低いため、手数料面で有利を取りたい場合おすすめ。

リデュースオンリーとは?
現在保有しているポジション以上に注文できなくする機能。
クリックミスで余計なポジションを取ってしまうのを防止できます。

注文が確定すると、下の取引一覧の「ポジション」タブに保有ポジションが表示されます。

ポジションを決済したいときは、保有ポジション右にある「指値」もしくは「成行」を押せば決済可能です。

指値決済でポジションを解消する場合、決済したい価格を追加で指定してください。

無事にポジションが解消されれば、損益が総合取引アカウントに反映されます。

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Bybitでデリバティブ取引をするメリット

Bybit デリバティブ取引 メリット

Bybitのデリバティブ取引には、大きく以下3つのメリットがあります。

デリバティブ取引のメリット
  • レバレッジを使った取引ができる
  • 価格の上昇・下落問わず利益を上げることができる
  • 現物などの保有ポジションに対してヘッジができる

うまく使えば多くの恩恵を受けられるので、これらのメリットを意識して利用するのは重要です。

レバレッジを使った取引ができる

Bybitのデリバティブ取引では最大125倍のレバレッジをかけて取引ができます。

単純計算で証拠金が10万円だとすると、125倍のレバレッジで動かせる資金は1,250万円です。

国内取引所のレバレッジ倍率は最大2倍と定められているため、より大きなリターンのチャンスがあります。

ここでは他の主要な海外取引所と、最大レバレッジ倍率を比較してみました。

スクロールできます
取引所名最大レバレッジ倍率
FXGT1,000
XMTrading500
CryptoGT500
MEXC200
Zoomex150
Bybit125
Binance125
Bitget125
KuCoin100

比べてみると海外ではBybitより倍率が高い取引所は多くありますが、高すぎるレバレッジにはそれ相応のリスクを伴います。

また2023年には最大888倍を誇る『Bitterz』がサービス終了しており、かならずしも高倍率がユーザーに求められているわけではありません。

Bybitの「125倍」は、最適な倍率設定といえるでしょう。

価格の上昇・下落問わず利益を上げることができる

デリバティブ取引では価格上昇時だけでなく、下落時にも利益が上げられます。

通常の現物取引では「価格が安いときに買い、高いときに売る」ことで、差額が収益となります。

一方デリバティブ取引は「買い(ロング)」だけでなく「売り(ショート)」でも市場に参入可能。

売り(ショート)注文とは?
通常の取引とは逆に「価格が高いときに売りで入り、安くなったら買う」ことで利益を得る注文方法。

下落トレンドにおいても利益を追求できるので、現物より取引のチャンスが広がります。

現物などの保有ポジションに対してヘッジができる

デリバティブ取引では売り注文をうまく使うことで、現物などの保有ポジションに対してのリスクヘッジが可能です。

たとえば1BTCあたり600万円のときに0.1BTCを購入し、その後BTC価格が500万円まで下がったとすると

500万円/0.1 – 600万円/0.1= -10万円

このように、単純計算で10万円の含み損を抱えることになります。

しかし600万円/BTCの時点で売り注文をレバレッジをかけて保有していれば、デリバティブ取引の方では逆に含み益が発生します。

よって損益を相殺し損失を抑えられたり、レバレッジ倍率やポジション数量によってはプラスに持っていけることも。

他にもステーキングで預け入れて利回りを得る際に一部を売り注文で保有し下落リスクを低減したりと、さまざまな活用法があります!

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Bybitでデリバティブ取引をする際の注意点

Bybit デリバティブ 注意点

デリバティブ取引を利用する際には、以下のような点にはとくに注意が必要です。

デリバティブ取引の注意点
  • レバレッジをかけすぎない
  • ロスカット・ゼロカットする可能性がある
  • 資金調達率が発生することに注意する
  • 総合取引アカウントとインバースアカウントで資金を共有できない

これらの注意点をしっかり意識すれば、より効率的に利益を生み出せるでしょう。

レバレッジをかけすぎない

Bybitでは最大125倍までレバレッジをかけられますが、あまりに高いレバレッジをかけるとリスクが急増するので注意してください。

デリバティブ取引ではレバレッジ倍率を上げるとより多くの資金を運用可能ですが、少ない値動きで損益が大きく変動するので投機的な取引になります。

投機性が高いと短期の取引では稼げるかもしれませんが、長期的に見ると期待値が低くなる場合がほとんど。

仮想通貨で長期的に稼ぐつもりならば、常に高すぎるレバレッジをかけるような取引は抑えめにしましょう。

慣れないうちは、レバレッジは高くとも20倍くらいまでがおすすめです。

ロスカット・ゼロカットする可能性がある

デリバティブ取引では証拠金維持率が100%を超えると、強制的にポジションが解消されます。

証拠金維持率 = 維持(必要)証拠金 ÷ 証拠金残高

これを「ロスカット」といい、証拠金から賄えなかった損失部分が口座残高から引かれます。

もし口座残高が損失額に満たなかった場合は「追証」となり、通常ユーザーが負担しなくてはいけません。

ただしBybitでは「ゼロカットシステム」を採用しているので、口座残高以上の損失はBybitが負担してくれます。

借金を負わずに済む点は安心ですが、高すぎるレバレッジをかけると少しの値動きで一瞬にしてロスカットされる危険性もあるので注意が必要です。

資金調達料が発生することに注意する

無期限契約では毎日1時・9時・17時に「資金調達料」という手数料が発生します。

資金調達料は保有ポジションと「資金調達率」により支払い側が異なり、状況によっては受け取り側になる場合もあります。

スクロールできます
資金調達率買い(ロング)売り(ショート)
プラス手数料支払い手数料受け取り
マイナス手数料受け取り手数料支払い

資金調達率はそのときの金利やトレンドにより変化するので、下記の方法で確認しておきましょう。

資金調達率の確認方法と資金調達料の計算方法(展開して表示)
STEP
Bybitマイページから取引方法を選択

Bybitマイページにログインし、画面上部のメニューから「デリバティブ」を選択します。

リストの中から資金調達率を確認したい取引方法と銘柄を選びましょう。

今回は「USDT無期限」→「XRPUSDT」の資金調達率を確認していきます。

STEP
チャート上部にある資金調達率を確認

取引画面に移行したら、チャートの上部にある資金調達率を確認してください。

例としてこの画面では、XRPUSDTの資金調達率は「+0.0201%」となります。

STEP
資金調達料を計算する

資金調達料の計算方法は購入する商品により異なるため、自分が扱う商品の計算方法を確認しましょう。

◎レバレッジ型取引の場合

レバレッジ型取引の資金調達料は、以下の計算式で計算します。

  • 資金調達料 = ポジション価額 × 資金調達率
  • ポジション価額 = 契約(購入)数量 × マーク価格

計算に必要な「マーク価格」は、取引画面上部から確認可能です。

たとえば以下の条件で、XRPUSDTの買いポジションを購入したときの資金調達料を考えてみましょう。

  • 契約数量 = 100 XRP
  • マーク価格 = 0.5 USDT
  • 資金調達率 = +0.02%

先ほどの計算式に当てはめると、資金調達料 = (100 × 0.5)× 0.02% = 0.01USDT となります。

オプション保有時は1日3回この0.01USDTが発生するので、1日あたりの資金調達料は0.03USDT(約4.5円)ですね。

◎インバース型取引の場合(インバース無期限)

インバース型取引の場合は逆指数に対して投資するので、計算式はマーク価格で割る形になります。

  • 資金調達料 = ポジション価額 × 資金調達率
  • ポジション価額 = 契約(購入)数量 ÷ マーク価格

今回はXRPUSDの買いポジションを購入したと仮定して、以下の条件で計算してみましょう。

  • 契約数量 = 100 XRP
  • マーク価格 = 0.5 USD
  • 資金調達率 = +0.01%

先ほどの計算式に当てはめると、資金調達料 = (100 ÷ 0.5)× 0.01% = 0.02USD となります。

こちらも1日3回発生するため、1日あたり0.06USD(約9円)ほどになります。

総合取引アカウントとインバースアカウントで資金を共有できない

Bybitには以下4つのウォレットアカウントがありますが、いずれもアカウント間での資金共有はできません。

Bybitのウォレットアカウント一覧
  • 総合取引アカウント
  • 資金調達アカウント
  • インバースアカウント
  • 資産運用アカウント

資金が総合取引アカウント・インバースアカウント以外にある場合は、「振替」機能から以下の手順で他アカウントから移動しましょう。

  1. 振替元・振替先のアカウントを選択
  2. 振替する銘柄を指定
  3. 振替する数量を入力
  4. 「確定」で振替完了

アカウント間の資金移動は手数料無料で行えるので、気軽に利用可能です。

なお2023年より以前にBybitに登録かつ「総合取引アカウント」への統合が済んでない方は、資産一覧から簡単に更新できます。

使い勝手が向上するため、統合をまだ行っていない方は今すぐ更新するのがおすすめです。

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【Q&A】Bybitのデリバティブ取引に関するよくある質問と回答

最後にBybitのデリバティブ取引を行う際に、よくある質問と回答を掲載します。

細かい疑問点がある方は、ぜひ参考にしてください。

Bybitの先物契約と無期限契約の違いはなんですか?

先物契約と無期限契約では、期日(満期日)の有無に違いがあります。

先物契約では契約に満期日がありますが、資金調達料が発生しません。

一方無期限契約では契約に満期日がなく、強制決済されない限りいつまでもポジションを持てますが、1日3回の資金調達料が発生します。

Bybitのデリバティブ取引の手数料はいくらですか?

デリバティブ取引の手数料は、VIPランクと商品種別により異なります。

詳しくは以下の表をご覧ください。

スクロールできます
VIPランク無期限先物契約・先物契約
(テイカー/メイカー)
オプション契約
(テイカー/メイカー)
一般0.055% / 0.02%0.02% / 0.02%
VIP 10.055% / 0.018%0.02% / 0.015%
VIP 20.055% / 0.016%0.02% / 0.015%
VIP 30.055% / 0.014%0.02% / 0.015%
VIP 40.055% / 0.012%0.018% / 0.015%
VIP 50.055% / 0.01%0.015% / 0.01%
VVIP0.055% / 0%0.015% / 0.002%
PRO 10.055% / 0.01%0.018% / 0.015%
PRO 20.055% / 0.005%0.015% / 0.01%
PRO 30.055% / 0%0.015% / 0.002%
PRO 40.055% / 0%0.01% / 0.002%
PRO 50.055% / 0%0.01% / 0.002%
Bybitのデリバティブにボーナスやキャンペーンはありますか?

2024年2月現在、「バレンタイン資産運用まつり」というキャンペーンが開催中です。

エントリーするだけで参加でき、新規で100USDT相当の入金をすれば10USDT相当のボーナスがもらえるのでおすすめです。

また、まだBybitで口座開設をしていない方はアカウント作成時に招待コード「50534」を入力して登録すれば入金額に応じて最大3万ドル分のボーナスがもらえます。

こちらから招待コードが入力済みの状態で口座開設を進められるので、ぜひこの機会にBybitを始めてみましょう。

Bybitのデリバティブ取引で入金額以上に損する(借金する)可能性はありますか?

Bybitには「ゼロカットシステム」が導入されているので、デリバティブ取引で借金を負うことはありません。

入金額を超えた負債はBybitが補償してくれるので、安心して利用できます。

Bybitの総合取引アカウントとデリバティブアカウントの違いはなんですか?

Bybitは2023年から一部ウォレットアカウントを統合し、「総合取引アカウント」を新設しました。

これにより現物・デリバティブそれぞれのアカウントが一元化されたため、残高が共有されています。

2022年以前にBybitに登録した方は手動で総合取引アカウントに切り替える必要があるので、デリバティブ取引を始める前に済ませておきましょう。

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Bybitのデリバティブ取引のまとめ

今回の記事の内容を、以下にまとめておきます。

Bybitのデリバティブ取引とは?
  • 始めるために本人確認は必須
  • 総合取引アカウントで資産は一括管理可能
  • 最大125倍のレバレッジをかけられる
  • ゼロカットシステムで追証の心配なし
  • 1日3回発生する資金調達料に注意

BybitはUIが完全日本語対応で、日本人も利用しやすい海外取引所です。

デリバティブ取引においても300種類以上の銘柄が上場しており、取引を行いたい通貨ペアを見つけやすいのも大きな特徴。

まだBybitで口座開設をしていない方は、ぜひ登録をしてデリバティブ取引を始めてみてくださいね!

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